「私利私欲の政治と選挙を村単位で考える」ジヌよさらば かむろば村へ Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
私利私欲の政治と選挙を村単位で考える
ほとんどの登場人物が東北弁です。
ジヌとは、銭、おカネ、ジャラジャラや紙幣、YEN、日本銀行券、札、ダラッコ、ジェンコの総称です。
少なめのBGMで、田舎っぽさが強調されています。スケベ描写が散りばめられていて、人の営みと幸せについて考えさせられました。
スターシステムを採用している手塚治虫作品を見ているような感覚になりました。西田敏行さんや二階堂ふみさんも住む「かむろば村」では、村長が阿部サダヲさんで、その妻が松たか子さんです。「三谷幸喜」のサイン色紙を飾る旅館もあり、男女混浴シーンもあります。タケ(松田龍平)と村人との交流を見るという映画でした。
登場する女性たちが普通の容姿なのに、個性を感じて魅力的に見えて不思議でした。特に松たか子さん、色っぽかったです。
のどかな風景、田舎の雰囲氣、鈍臭さも有りますが、良く言えば素朴で、どことなく懐かしい、ただそれだけです。
昭和生まれの田舎の人はテレビ中心の生活をしてそうですが、劇中にテレビを見ている場面がありません。便所の場面もなくて残念でした。
シリアスでもなく、ぼんやりコメディで、退屈な作品ですが、村の長(国民にとって相応しい人)について考えさせられました。
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