劇場公開日 2014年9月26日

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「ゲームの実写化ではなく、ノベライズの映像化」劇場版 零 ゼロ 作品に向き合うゆき平さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ゲームの実写化ではなく、ノベライズの映像化

2014年9月18日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

萌える

想像していたよりは良かったかな。

予告編を見ればわかると思うが、あのゲームとは全く違う。

写影器で戦わないし、幽霊の姿も怖くない。あの「何かくる」という怖い雰囲気もない。

まあ写影器は、幽霊が見える設定という所だけを残して小道具として扱ったのは正解。戦ったら駄作になってしまっていたと思います。それにどういう風に使うかと思ったらなかなかゾッとさせられる部分で活かしていたのは良かった。

監督も着々と腕を上げてきていて“美しいホラー”という世界観はできていたと思います。

音響でビビらそうとあまりしていないのはなかなか良い。

だけど、これ気にくわないのが原作者への愛?の部分。

ファンだからしたいのはわかるけど、あの[いたこ]のせいで世界観がちょっとぶち壊し。

まあそれはそれで活用してればいいけど活かしてない。はっきり言って無駄なシーンだったと思います。笑いの部分として入れた訳でもなかったし…。

あとノベライズされた原作も言ってしまえば悪い。

終盤はなんだかグダグダでちょっと退屈。歌はあんなに聞かせなくても良かったのでは?

とりあえず悪くないが、良くも悪くもティーン向けホラー。

ゲームと映画で割り切って見られる人にオススメです。

ちなみに出演者の演技は、ある部分を除いて良かったと思います。中越典子のゴスロリ姿は見所。

萌えポイント

〈中条あやみ〉この子、演技はまあまあって感じだけどイイ女になるね。可愛いというより美人でした。

〈森川葵〉今回はこの子が可愛いかった。涙の顔がなかなか好み。演技は今後注目できますが、もうちょっと明るい作品に出よう。

作品に向き合うゆき平