めぐり逢わせのお弁当のレビュー・感想・評価
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もどかしい、でもそれがいい
インド映画らしからぬゆったりとした雰囲気、空気感が、たまらなくツボでした。
歌わない、踊らない、尺も2時間未満と、インド映画の定番とは真逆な作風で、どちらかと言えば欧州系の作品に近い内容でしたが、でもインドならではの風習がもたらした偶然から生まれたストーリーでしたので、インド映画っぽくはないけど強くインドを感じられる作品ではありましたよね。
とりあえず見たらインド料理を食べたくなること間違いなしでしょう!
しかし日本とは弁当のシステムが全く違っていて、軽いカルチャーショックを覚えました。
日本は朝の出勤時に弁当を持って行くのが定番ですが、インドでは温かい弁当を昼に食べる為、昼食時に合わせて家から弁当を配達してくれるシステムが定番なんですね。
劇中の四段重ねの弁当は、まさに本格インド料理そのもので、本当においしそうでしたし、これならランチの時間を楽しみに仕事頑張れそうですねぇ。
そんな弁当配達の誤配(600万個に1つの確率だとか)から生まれたラブストーリーは、まさにアナログな恋愛で、今の時代ありえないぐらいスローな展開でしたが、弁当の中に手紙を添えた文通と言うこの設定が逆に今の時代だからこそ新鮮で、思わず見入ってしまいましたし思いっきり感情移入させられてしまいました。
また相手役の早期退職間近の初老の男を演じた名優イルファン・カーンの演技が本当に味のある演技で、素晴らしかった!
退職間近にしてはちょっと見た目若くてイケメンで、現実ありえない話ですけど。
逆にKY後輩社員は現実にいますね(笑)
一方主役の夫に浮気され夫婦仲が冷え切った主婦を演じた女優さんのほんのりだけ美人感も、この作風にはピッタリで、いい意味でドキドキさせられました。
声だけの出演で圧倒的な存在感を示した上階に住むおばさんの存在もナイス助演でしたね。
結末はどっちなのか分からなくて作風同様もどかしさを感じましたが、こんな余韻も悪くはない、なかなかの秀作でした。
派手さはないが何ていい映画
切ない、日本人は共感すると思える
お弁当が美味しそう♪
アナログもいいかも…
インド映画の常識を覆します。
インドのお弁当システムすごい!
近所のお店から通勤先までお弁当を届けてくれるシステムがすごい!
人手だけで、大雑把に見えるあの仕組みで無事届くのが信じられません。
そんな中間違って届いたお弁当箱を通じて文通が始まり、お互いが手紙を心待ちにする。
終わり方に不満がありましたが、
インドの日常を知ることができる興味深いお話でした。
静かなインド映画
余韻が残って
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