「個人的にはダッバ(タイトルでもあるお弁当)がフックになって観ようと思っていたわけで。」めぐり逢わせのお弁当 ハルさんの映画レビュー(感想・評価)
個人的にはダッバ(タイトルでもあるお弁当)がフックになって観ようと思っていたわけで。
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しかし実際には中の料理について語られることはほとんどなくて、重要なのはアナログな手紙でした。つまるところこの作品が主に語りかけたい対象はインド国内に住む中流の人たちであり、「世の中は変わっていくけれども見失っているものはないのか。新しい物が良い物とは限らない」ということなのですね。東京物語ならぬムンバイ物語なのだ。
説明がましい台詞がないのも好印象。まあ小津をやろうとしているんだからそうなるのか。【イルファン・カーン】と 【ニムラト・カウル】の演技が冴えていたからこそこの作品は佳作たりえる。特にイルファンは改めて評価を上げました。
でももうちょっと料理の内容から話を広げるアイデアがあると良かったなあ。
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