「世界は誰にだって変えられる。観る人に勇気をくれるオタクムービー!!」海月姫 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
世界は誰にだって変えられる。観る人に勇気をくれるオタクムービー!!
【賛否両論チェック】
賛:絶妙なネタや間が笑いを誘う。主人公達の成長や、切ない恋模様など、感情移入出来る要素も満載。豪華なキャストも魅力。
否:展開はかなり強引でご都合主義。“童貞”や“処女”など、貞節を揶揄する表現もあるので、その辺りの好き嫌いは分かれそう。
演者の皆さんのかけ合いが絶妙で、思わず笑ってしまうこと請け合いです。そんな中でも、始めは引きこもりのニート状態だった天水館の面々が、自分達の居場所を守るために奮闘し、少しずつ変わっていく様子が、妙に感動も誘います。
ただ展開はかなり強引で、腐女子のキャパを越えた時に起こる“石化”という現象など、CGによる演出なんかも結構ありますので、好き嫌いはありそうです。
蔵之介が月海に告げる、
「本当に大切なものは、ある日突然なくなる。だから絶対になくしちゃいけないんだ。」
という一見矛盾するようなセリフに、全てが込められているような気がします。変化球ですが、ステキなヒューマンコメディに仕上がっています。
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