ザ・スパイ シークレット・ライズのレビュー・感想・評価
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トゥルーライズのパクリ
原題はThe Spy: Undercover Operation、スパイだから秘密作戦なのは当たり前でしょ、邦題はなぜかライズが付いている。観て分かったのだがこれはシュアちゃんの「トゥルーライズ(1994)」のパクリ映画だからでしょう。
しがないセールスマンを装った韓国のスパイ、CAの妻は構ってもらえず浮気の危機と言う設定、核爆発こそ起きなかったがテロリストがミサイル発射、最後は奥さんの方がスパイ稼業に夢中になってしまうところまで同じ。ただ、キャメロン監督程の腕もないし予算も無いので喜劇の方に寄せて尺を稼いでいました。
朝鮮半島は未だアジアの火薬庫、何が起きても不思議はないのでスパイものはリアルな緊迫感があり人気のジャンル、シリアスに描けば面白いアクション映画になったろうに残念な印象。
スパイコメディ、なんだけど、ドンパチ・宙吊り爆破も健在。個々のキャ...
スパイコメディ、なんだけど、ドンパチ・宙吊り爆破も健在。個々のキャラが存分に光る。
こういうのが上手いんだ韓国映画は!
鑑賞日:2014.12.7
恐妻家スパイ
スルーしようと思っていたけど、主演があの傑作「オアシス」のソル・ギョングとムン・ソリと知ってちと見てみたくなった。
「オアシス」で映画史に残ると言っても過言ではない名演技を見せた二人の再タッグは…、何とスパイ・アクション・コメディ!
凄腕スパイのチョルス。が、家に帰れば、恐妻ヨンヒの尻に敷かれ…。
数々の危険と隣り合わせの任務をこなしてきたが、それら以上の脅威が、妻!
スパイ交渉術だって妻には通用しない。
あの超サイヤ人・孫悟空だってチチには頭が上がらない。
勿論、スパイである事は妻には秘密。
なので、ヨンヒは夫を安月給のしがないサラリーマンと思っている。
ヨンヒはヨンヒで、義理の母からうんざりするくらい子供をせがまれている。
夫は(スパイの)仕事でほとんど家には居ないし、イライラや不満は募るばかり…。
客室乗務員のヨンヒは仕事でタイへ。そこで甘いマスクのイケメンと出会ってメロメロ。
奇しくもチョルスもある任務でタイへ。そこでイケメンと楽しそうにしている妻を目撃してしまい…。
この時チョルスが帯びた任務は国を揺るがす重大危機レベル。
でもそれより妻が浮気してるんじゃないかと気になって…。
実はそのイケメンは、チョルスが追っている任務の重要人物。
遂にそれぞれ正体がバレ、ヨンヒが大事件に巻き込まれ…!
ところがどっこい、ヨンヒはそれでも夫がスパイだと分かってない(笑)
国の機関の人が助けてくれる。あなたは私の後ろに隠れてて…なんて銃撃戦の中言われる始末。
果たしてチョルスはこの危機から国と妻を救えるのか…!?
ソル・ギョングとムン・ソリの“弱夫強妻”が愉快。
あんなに胸に迫る純愛の形を見せた二人から、こんな掛け合いが見れるとは。
チョルスの先輩も人情味あってナイスキャラ。
事件の首謀者の動機。甘いマスクの下に秘めた哀しみは、ここだけシリアスにだだのフィクションじゃないように思えた。
なかなか体を張ったアクションにスリルにコメディに、勿論夫婦愛。
思ってたより面白かった。
それから、ヤクルトのおばさんがやって来たら要注意!
ユルいタッチながら魅せるところはきっちり魅せる韓流版『トゥルー・ライズ』
チョルスは頻繁に海外出張する多忙な商社マンを偽装した韓国のスパイ。フライトアテンダントの妻ヨンヒはなかなか子供ができないことにイライラ。同じ頃、核放棄推進派の北朝鮮官僚が乗る専用機が撃墜される事件が発生。官僚の娘で科学者のペク・ソリが韓国への亡命を希望しているとの情報を入手し、彼女を保護するためタイに赴いたチョルスだったが、同じ頃ヨンヒも仕事でタイへ来ていることを知る。
ソル・ギョング主演なのでシリアスなアクションだと勝手に思い込んでいましたが、妻と母に頭が上がらないダメサラリーマンが実は凄腕のスパイでしたという、邦題からもなんとなく解る通り『トゥルー・ライズ』を彷彿とさせるかなりユルいタッチのアクションコメディ。とはいえ意外とアクションの見せ場は丁寧に作られていて最後にガッとテンション上げていく演出は韓流アクションの王道で見事。でもなぜ今どき『トゥルー・ライズ』なのか、そのタイム感だけが謎です。
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