劇場公開日 2014年9月20日

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「ぼん「アナルは出口じゃないの。入口だよ」」ぼんとリンちゃん 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ぼん「アナルは出口じゃないの。入口だよ」

2020年9月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

萌える

ぼん「自分に肉棒が付いていたら嬉しいなと思いますがノーマルだと思います。攻めたいだけです」
この作品の監督はAVの監督か変態なの?

100%高杉真宙目的で鑑賞
高杉以外知らない
それなら地味な高杉でも目立つと思ったがそうでもなかった
ダブル主演のカタチだが完全にもう片方の主演女優に喰われている
演技もそこそこルックスもそこそこだから地味なんだろう
『渇き』で真っ赤っかになった印象しかない
あと『見えない目撃者』でヒロインの相棒になったスケボー少年
彼は現場受けするんだろう

オタクのオタクによるオタクのための映画
だから気持ち悪い
でも面白い
しかし肉便器が登場した途端に辛気臭くなる

冒頭の活字の羅列はいただけない
高杉がナレーション入れて全て音読しないとダメだ
聞こえないから耳が悪くなったのかと思ったよ

やけに理屈っぽい映画だ
とくに佐倉絵麻演じるぼんのセリフが多い
いくら主役とはいえ長台詞よく覚えた
これだけ理屈が多ければ「何を言いたいのか分からない」と嘆く左脳ばかりを酷使する人でも理解できるだろう
その解釈が正しいかどうかは別として

ぼんはBL大好きな腐女子
理屈っぽく話は長い
話す内容はだいたい辛辣で下品
リンちゃんから姉さんと呼ばれているが幼馴染みで実の姉さんではない
姉さんというより姐さんだろう

べび役のおじさんはエグ味を除去した杉坂J太郎っぽい
美少女アニメ大好きなオタクおじさん
デリヘル好き
演じているのは落語家さん
なんかすごい芸名
石井裕也監督がインディーズ時代によく出ていた桂都んぼのような扱いを受けている

佐倉がとにかくでかい
173センチもある
日本の女子の平均が160未満らしいので明らかにでかい
そのせいで高杉が小柄に見えるが170だから日本人男性のだいたい平均
こうして見ると今回の高杉は小池徹平に似ている
だからこの作品を観ていたら小池が藤澤恵麻と共演した『ラブコン』を思い出した

あまり期待はしていなかったがそこそこ面白かった
会話劇だ
低予算でもなんとかなる

僕の個人的で勝手なイメージだがこの作品は東京だと下北沢でしか上映しなかった感じに思えてならない
実際は違うだろうが

野川新栄