「反撃の人類」劇場版「進撃の巨人」前編 紅蓮の弓矢 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
反撃の人類
先日、劇場で観て以来久々に実写版を再見。
やっぱ、つまんねぇー。
そういや、アニメ総集編の劇場版はまだ見てなかったので、併せて鑑賞。
圧倒的に面白い!
前編は、アニメ版でも前半にあたる1話から13話まで。
さすがに省かれたりダイジェスト的に収まれたエピソードも多々。
巨人の弱点がうなじである事やエレンが痛みで巨人になる件は、初見の方にはちょっと説明不足かも。
調査兵団の訓練シーンは丸々カット。これは長いし分からんでもないが、エレンがアニと組み合いする際の「普段の顔も怖ぇけど、怒った顔は比じゃねぇ…」の迷台詞を聞けなかったのは残念!
ミカサがエレンの家族になるまでの暗い過去もダイジェスト的になってしまったが、それでも要所要所、ドラマチックに巧くまとめてある。
やはり、エレンが巨人を駆逐する理由が、目の前で母親を喰い殺されたからの方がしっくりくるし、なかなかに目頭熱くさせる。
エレンやミカサやアルミン他の面々の性格もコンパクトに反映されている。
壁の中の家畜であった人類。
絶望、恐怖、呪う自分たちの無能…。
その中の、微かな希望の光…。
犠牲になった余多の者たちの為に、自由の為に、反撃の狼煙を上げる姿に、興奮と胸熱くさせる。
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