ミッション:15のレビュー・感想・評価
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低予算映画の変化形
低予算映画の典型で名を馳せ、一時期は似たような映画が量産されたCUBE。
この映画は、その亜種とも言える。
登場人物は少なく、
舞台装置は限られ、
生き残りはほぼ一人で、
陰謀めいた謎の多い終わり方をする。説明なし。
(つまり、結末は無くてもよい。経過シーンありき)
結論から言えば、本作品もほぼ同じ。
異なるのは、初盤では閉じ込められた人価値の視点だけで進行したが、
中盤、終盤と視点が拡がり、部分的だが周辺が明かされたこと。
したがって、終盤にある程度の謎解きを用意しているので、
CUBEより観ている側のフラストレーションは低く収まるだろうか。
黒幕のバックボーンが弱すぎて現実味には欠けるが、わりと好みではある。
見応えのある作品です
登場人物はたったの6名、エンディングの無音ビデオ映像の人物を加えても10名以下。描かれる場面も殆どがエレベーター内と事務所。
それでも脚本が素晴らしいと、これ程の秀作を創れるという事なのでしょう。感心致しました。
主演のジェニファー・モリソンは適役でした。美貌と兵士らしい動きは素敵。吹き替えの声も良い。
ただカメラワークと無音時間の活かし方、それと映像編集は手抜きとハッキリ分かるほどのレベルなのでマイナスです。
最近観た作品では、エンディングの字幕スーパーを見ながら余韻に浸ることが出来た秀作です。
情報公開の難しさ
ソリッドシチュエーションものの王道的な内容だけど、アクシデントかと思いきや実は…という認識で観賞したかった。最初から実験だと知ってて観ると面白さ半減。でもそういう実験ものだと知らなければ観ようと思わなかったかもしれないし。作品紹介でどこまで内容を先出しするのかって、本当に難しいと思う。この作品なんかは内容紹介で半分ネタバラシしてるようなもんだからね~。まぁアクションものとかのTVCMで、面白いとこ全部見せられちゃうより幾分マシだけどね。
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