「タイトルなし(ネタバレ)」カップルズ りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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台北の街でつるむ4人の少年。
いずれも二十歳前。
リーダー格レッドフィッシュ(タン・シャンシェン)、ナンパ係のホンコン(チャン・チェン)、偽占い師のトゥースペースト(ワン・チーザン)、それに新入り通訳のルンルン(クー・ユールン)。
フランス人少女のマルト(ヴィルジニ・ルドワイヤン)をはじめ、カモになりそうな女性が目の前にいる・・・
といったところからはじまる少年4人組の犯罪絡みの物語。
原題の「麻將(マージャン)」が示すように、4人のうち誰があがるかというゲームのような映画で、初期のガイ・リッチー作品に似ている。
冒頭の字幕で状況をさらりと説明して、レストランバーで東南西北の4人の少年と、彼らの配牌(マルトその他の人物)を紹介。
キャラが決まれば物語は自然と動き出す、という感じの脚本。
割と長めのショットで繋いで行く演出を採っているにもかかわらず、テンポがいい。
過多気味の台詞や登場人物の出し入れが上手いんだと思う。
そういう意味で『カップルズ』の邦題は、ロマンス映画っぽくって、ちょっとそぐわない。
まぁ、ラストは良牌ツモってカップル成立だけど(「ズ」じゃないし・・・)。
わたし的なタイトルは『台北、東南西北』だなぁ、『カップルズ』
青春の痛みとかそういうのはあまり感じなかったです。
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