海を感じる時のレビュー・感想・評価
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原作読んでません
どうしても好みで評価が割れる作品だとおもいます。
私はこの手の純文学作品に感情移入できないタイプなので、やはり今回も登場人物それぞれへの共感は薄かったです。
純文学作品に対して、ほとんど知識はないですが、
村上春樹とか好きな人にはいいのかな?と思いました。
原作の話し言葉を採用したと思うんですが、
やはり小説では気にならない言葉使も実写で役者が喋ると、なんとも言えない違和感が拭いきれず。。。集中できない。。。
そしてですね、邦画にとっても多い事なんですけど、
なんでここまで台詞が聞き取れないんでしょうか?洋が何言ってるのか全然分からなくてヘッドホンへ切り替えましたよ。
それでもよく分からないところがあった。
これ劇場で見た人は大丈夫だったのかな???
ともあれ市川由衣の脱ぎっぷりには本当に拍手!
濡れ場のシーンは緊張感とウエット感がありとても良かったですよ!
すべての登場人物に共感
主題歌: 「泣くかもしれない」
作詞作曲: 下田逸郎
歌: MOTEL(須藤もん&対馬照)
誰にでも愛される女になればなるほど
ダメになってく 私がいて
誰からも嫌われる女になればなるほど
強くなってく 私もいる
あなたどっちが欲しいのか
はっきりしてくれなきゃ
たまらないって呟いて 私
泣くかもしれない
この世になびいて この世に馴染んでいくことを
やらせで出来る 私がいて
あの世に呼ばれて あの世に出かけていくことを
自然に出来る 私もいる
あなたどっちが好きなのか
態度で示さなくちゃ
助けてよって呟いて 私
泣くかもしれない
私を見抜いて体の芯まで抱きしめて
やすらぎくれる あなたがいて
とことん普通の男のポーズで逃げていき
むなしさくれる あなたもいる
私どっちもいらないと
今夜は決めなくちゃ
愛してるって呟いて 私
泣くかもしれない
ひとり 泣くかもしれない
私 泣くかもしれない
↑この曲本当に好き!!なんていい歌詞なんだろうと思う。
もう解散してしまったそうだけど、活動中は路上ライブで道行くOLを泣かせていたとか。
いや泣くわ。夕方路上でこれ聴いたら泣くわ。
最近観た作品の中で、「登場人物に共感したランキング」を作ったらこれがダントツで第一位。
すべての登場人物に共感できるポイントがあった。
主要な登場人物以外、これでもかっていうほど人が出てこない。
恵美子と洋の共通の友達らしき人間も出てこないし、2人が一緒にいるシーンもほぼ無人。
きっといたんだよ。人は。でも見えてなかった。
恋は盲目ですね。視野が狭くなりますもんね。わかりますわかります。
池松壮亮は、MOZU以来比較的ずっと好きなので、今回も素晴らしかったと言い切る。DANGEN.
高校時代、「~だけれど」っていう喋り方、絶対ないだろ!とか思いながら、池松壮亮がやるとなんとなく納得させられる気がするから不思議。
市川由衣は初めて観たけど、常に不貞腐れているようなあの独特な表情が良かった。
恵美子は、洋と一緒にいるときといないときの性格の差が激しくて、まるで別人。
きっとそういうところも、これを観た女性たちの共感を呼んだんじゃないかなと思う。
「常に不貞腐れている女優ランキング」を作ったら今までは仲里依紗と上野樹里がトップ2だった(そしてどっちも全然好きじゃない)けど、今日からは市川由衣推しでいきます。
最後に、恵美子の友達が呻くように呟いた伝説的な台詞を書き残しておくから噛み締めればいいよ。
大切にしてもらうってどういうことなのよ
大切にするとかしてもらうって、わかんないよ
大切にするって、目に見えないものじゃない
結婚とか、形じゃないでしょ
言葉でもないでしょ
感覚だってあてにならない
よかった
理解し難い
恵美子が最後までひろしに自分の気持ちを理解してもらえず、ひろしから...
最後がちょっと
本は読んでいないが、原作はもっと良い作品なのだと思う。
途中までは、恵美子は自分の体にしか興味のない男の子洋を、それでもいいと言い愛している。最初は一途に思い続ける純愛物語だと思っていた。が、そうではなかった。洋は映画最後に恵美子を愛しく思うようになり、同棲を始めた。が、その途端、恵美子は冷めてしまう。彼女の母親と洋が当初非難していた通り、恵美子はダメな女だった。
最後のシーンは、何かが始まるのでもなく、終わるのでもない。海に呼ばれるかのように家を飛び出し、ひとり海を見つめる恵美子。ただ、なんとなく救いのない感情だけが残る作品。もう一度見たいとは思わない。だが、男と女の性や恋愛感の違いをリアルに繊細に描けてはいるので、いろいろ考えさせられた。星は、このような難しいテーマに挑戦した事に対して。
主人公演じる市川さんの体をはった演技が自然体で終始好印象なのだが、母親役の人の演技が素晴らしく上手いと感じた。
恋愛は難しい。
洋(池松壮亮)の一挙手一投足にドキドキした。いや、それは洋の、ではなく、池松壮亮の、である。
なんという役者になってしまったのだろう。
「MOZU」のタイトルロールを演じたときも脅威を感じたが、若くしてこの芝居は、将来どうなってしまうのだろうか。
いや、どれをとっても池松壮亮なのだ。セリフまわしなどはどの作品も似たりよったりである。何をやっても木村拓哉はキムタク、にやや似ている。
それでも、池松壮亮が何を言うのか、何をするのか、恵美子(市川由衣)ならずともドキドキした。
中沢けいの原作は出版当時に読んだが、あまり記憶にない。恵美子と母親(中村久美)との確執も忘れている。
荒井晴彦の脚本は端正である。
2人のセックスシーンはどちらかというと控えめである。
だが、安藤尋の演出が粘っこい。
洋の部屋でのロングカットは、これぞ映画という魅力に溢れていた。
ただ、恋愛のことがわからなくなった。いい年をして。
ある意味バカップル。
池松さんは5点です。池松さん好きは見るといいかもです。
原作を読んでいるだけに非常に残念でした。
やはり映画化は難しいのでしょうか。
予算の低さも見て明らかでした。
新しいキャラクターを作り、予算を使うより、主要な3キャラクターで終わらせてもらいたかった。
カメラワークや音響、衣装、ヘアメイク、ロケ地、どれをとってもこだわりが薄く残念でした。
低予算なりの見せ方というのがあると思うのですが雑な作りで残念。
池松さんの演技はこの映画に殺されず彼だけ異彩を放っていました。
市川さんのは脱ぎっぷりも素晴らしく拍手ものですが、監督はもっと俳優さんたちの良さを見つけて活かして欲しいと思いました。
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