劇場公開日 2019年6月29日

「見知らぬインド人がカバディに興じる」センコロール コネクト つとみさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0見知らぬインド人がカバディに興じる

2025年4月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

よく知らされないまま戦闘が始まり、そのあとも戦闘、戦闘、戦闘。
終盤に、全く知らされないが故、キャラクターが何を考えているのかわからず、思惑の違いでちょっと面白くもあったが、これって褒められることではないと思う。
結局「何を考えているのか」は終わったあとでも変化なしだしね。

ストーリーが良かったとのレビューもあるのだが、そもそもストーリーなんてほとんど存在すらしてなかったと思うのは自分だけ?
これがテレビアニメの1話と2話だとしたらいいと思うけど、一応コレ映画でしょ?導入だけで内容なんて全然ない。
ただ戦っているだけで、まあ観方によってはそれもアリだとは思うけど、ルールを全く知らない、例えばカバディを、全く知らないインド人がプレイしててそれを観ているような気持ちで、何が面白いのかわからなかった。

続きがありそうなオマケもあったけど、正直、今の段階で続きが観たくなるような要素は微塵もない。
この手の作品の場合、キャラクターの成長、もしくは変化は必須だと思うが、その兆しどころか現状すらもわからないままだからね。酷いもんです。

とりあえず画が綺麗だったのは良かった。地味だけどキャラクターデザインも良かったように思う。
病院とかで流れる自然を使ったヒーリング映像の戦闘バージョン、だった。
内容がなさすぎて腹が立ったりしないのは逆に斬新だった気もする。さすがヒーリング映像。

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つとみ