LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標のレビュー・感想・評価
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これこそ観たかったルパン
かっこいいにも程がある
コミカルなルパンよりもハードボイルドでかっこいいルパンを求めていましたがまさにこの作品がそうでした。
観終えたらタバコが吸いたくなること間違いなしです。
男のロマンを映像化した最高傑作
解放されたルパン三世、これもあり
流血、不二子のヌード、殺人。
ありそうで表現してこなかったルパン三世シリーズ。
それが全解放。
男なら不二子の裸は見たかったはず!
とくとご覧あれ〜
推理と欺き、うまくミックスされてしっくりきたフィナーレ。出来良し。
あれ?
なぜにマモーが?
そうか!
新宿バルト9にて期間限定特別上映
スピンオフ劇場用作品『LUPIN THE IIIRD』シリーズ第1作。演出家大隅正秋の初期に負けないハードボイルドなルパン三世。ルパン三世を演じる栗田貫一もバラエティのお笑いタレントではなく海外ドラマ『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』のようなスパイ役を演じたような感じ。
小林清志さんを偲んで
小林清志さん
2022年7月30日肺炎のため死去
享年89
U-NEXTにて初鑑賞
監督は実写映画『PARTY7』のオープニングアニメを担当した小池健
脚本は『エイトレンジャー』『エイトレンジャー2』『曇天に笑う』の高橋悠也
無数の極秘監視カメラで管理している分裂国家東ドロワに潜入しお宝をゲットしたルパンと次元
なんとか地元警察から逃げ切った2人だがスナイパーに狙撃されてしまう
東ドロワに雇われた殺し屋の銃弾に次元が遂に倒れてしまう
そんな話
前編後編に分かれている
やっぱり生きてたのねー
当然
ハードボイルド
大人向け
原作者モンキーパンチや浦安鉄筋家族の作者みたいにTVアニメ第1シリーズが大好きな人ならわりと高評価ではないか
しかし僕はルパン三世といえばTVアニメ第2シリーズという平々凡々なルパンファンなのでこれじゃない感はある
まず絵のタッチが好きじゃない
ルパンのデザインはアレじゃない
不二子にしたって沢城みゆきのおかげでその人と分かるだけでデザイン的に完成度が低いキャラといえる
その点ではルパン三世で最も完成度が高いキャラ次元大介は今回もイカしてる
五右衛門はほぼ出番はなかったが今回ばかりはそれがかえって良かった
銭形は最後のほう墓場でちょこっと出番
いくらハードボイルドだとしてもコミカルなやりとりはあるわけでそれはルパン三世らしくて良い
物真似でありがちな「不二子ちゃ〜ん」的なノリは必ずしも必要ではない
大人向けなせいか峰不二子の露出度が激しい
これほどまでに乳首つき全裸丸出しでは逆に色気がない
胸の谷間が出ているだけで充分
不二子を襲うロボットのデザインもいただけない
人造人間よりカトちゃんみたいに猛獣の虎と戯れた方が緊迫感が出たはず
股間がドリルなんてとりいかずよし先生の漫画『ロボっ太くん』を思い出した
敵のリカちゃんウーマンの足に挟まれ潰されペラペラになってしまうロボッ太くんと仲間2人となぜかリカちゃん本人もペラペラになって風に揺られ宙を飛ぶ強引なオチが今でも忘れられない
なぜか最後にマモー
東ドロワの黒幕はマモーだったのか
ちなみにマモーかミモーか記憶があやふやなのはかつて放送されていたあの番組のせいでミモーは若き日のちはるだった
昔のような大人向けのルパン。 そして次元が主役、ラストの次元の台詞...
昔のような大人向けのルパン。
そして次元が主役、ラストの次元の台詞カッコ良すぎました。
ラストのラストのあのキャラまで。
前後編と観やすくなっています。良かったです。
TVシリーズ「峰不二子という女」が結構衝撃だったので、そのシリーズ...
TVシリーズ「峰不二子という女」が結構衝撃だったので、そのシリーズで今度は次元大介のエピソードを制作とのことで迷わず視聴。
作画も音楽もめちゃくちゃオシャレで、個人的にちゃんとルパン三世作品という感じでした。(昨今のTVシリーズに比べて)
特に次元の射撃シーンがめっちゃカッコ良かったです。
小林清志さんの渋いお声がカッコ良すぎる…
ただ少し個人的に演出が、グロと変態を押し出しすぎかなと感じたのと(ロボットや眼球センサー部分)笑、せっかくのヒロインであるクイーン・マルタがほぼ終盤にちょこっと出るだけで少しもったいなかったかなと感じました。
強敵の凄さを演出ではなくルパンが説明するだけ!!
ネタバレを聞くと強敵があちこちで超人的な事をやっているらしかったのですが、それまでのシーンでルパンたちが追い込まれていくハラハラ描写が無く、後編でルパンが一気に全部説明するだけなので、全然スリルもなく映画の演出的にどうかと思いますし、もうちょっと何とかならなかったのかと思います。個人的には、次元をフィーチャーした「峰不二子と言う女」第2話の方が楽しめました。コナンとの共演作で栗田寛一の声がフニャフニャして苦手でしたが、本作では普通でした。
硝煙に酒とエロスと煙草の煙が漂うルパン
2014年6月21日劇場鑑賞
TVシリーズ「峰不二子という女」の流れを汲むスピンオフ作品です。
その時のキャラデと作監の小池さんが監督とあって、流れがとても自然でした。
そして今回、実にハードボイルドです。
硝煙に酒とエロスと煙草の煙が漂うルパン、素晴らしいの一言につきます。
原作モンキーパンチの作風を色濃く出して来た今作は、とにかく格好良いのですね。
ショットする所なんてゾクゾクするような演出ですよ。
シリーズを通して次元にフィーチャーした回は必ずハードボイルドな話になりますが、今作はそれの1~2を争うような出来でした。
こうした1stルパンの匂いがする作風、やっぱり良いですね。
それでいて監督の新しい試みもあって、二人の衣装が今迄に無いテイストになってます。あまり違和感無かったですけど、ルパンのジャケットなんて青ですからね。
音楽も大野雄二のような深さではないものの、なかなかにあってましたよ。
逆に今迄のサウンドに寄せない様にしたのが良かったんですかね。
なんといっても、そのタイトルにもあるように特筆すべきはやはり次元です。
とにかく声優小林清志の渋みがすごい。 ストーリーも相まっていつもの3倍は格好良いですよ。
81歳の御大ですが、まだまだ魅せてくれます。
また今回、ルパン役のクリカンも結構良いんですね。
TV映画「バーンノーティス」の時から思っていたんですが、クリカンはルパンのおちゃらけた演技より、少し渋みのある演技の方が自然な気がするんです。 (まぁモノマネ出身の人にこんな事言っては身も蓋もないとは思うのですが…)
話は腕利きの殺し屋との対決を中心に、ルパンと次元が「チーム」から「パートナー」となっていく過程が描かれています。
そしてラスト、スタッフロールの後には凄いゲストが現れるんです。
この仕込みには本当驚かされました。 是非ご自身の目で確認してほしいものです。
この作品は全国順次上映と特殊な事もあり、なかなか難しいとは思うのですが、足を運ぶ価値は十二分にあります。
シリーズが好きな方は勿論ですが、特に1stルパンが好きな方は絶対観る事をおすすめします。
俺に言わせりゃ、ロマンに欠けるな!
WOWOWにて観賞。
ルパン三世のアニメ(シリーズ・単品)は、主要キャラクター5人とアニメオリジナルのキャラクターの絵柄が違っていて違和感を抱く作品が多いが、本シリーズは絵柄に統一感があって良い。
小池健監督が本作の前段となる「女峰不二子という女(テレビシリーズ)」から続いてキャラクターデザインと作画監督を兼務しているが、その絵柄はアダルトテイストで、綺麗ではないがシャープでクールな印象。
そして、台詞が粋(脚本:高橋悠也)で、小林清志の声で吐かれると、また渋い。
ただ、本シリーズの行き着く先には劇場版「ルパン三世」(ソフトリリースは「ルパンvs複製人間」)があるのだろうと想像させるが、「複製人間」で吉川惣司(監督兼脚本)が産み出した数々の名台詞に比べると、若干不自然さを感じた。
つまり、カッコつけ過ぎた感じ。
序盤の峰不二子の全裸蹂躙シーンは、大人向けアピールが逆にガキっぽい。
テレビ第一シリーズ(旧ルパン)の第1話「ルパンは燃えているか…?!」で、囚われ拘束された不二子の方が断然エロかった。
敵役は面白いキャラクターだ。
やられ方も良い。
ターゲットの行動を先読みできるカラクリと、ルパンが仕掛けるトリックは(やや無理はあったが)アイディアとしては突飛で面白かった。
立体的な構図、特に人物の配置が工夫されていて素晴らしい。
モンキー・パンチ的でもあった。
このシリーズは「スピンオフ」と謳っているので、テレビスペシャルや別のテレビシリーズとは別動隊で進んでいくようだ。
ラストのゲストキャラクターが後続の展開を期待させる。
プラダを着た暗殺者
多分、往年のルパン三世ファンにはたまらない作品。TVアニメでも1971年から始まったパート1と呼ばれるキャラクターに近づいた作画。モンキー・パンチのコミックの絵にも似ている。カリオストロ以降の親子で楽しめるルパンではなく、セクシーシーンも満載した青年漫画ギリギリのハード&アダルト作品。さすがにコミックの♂♀エロさはない。
東西ドロアという分断された国家を軸に、マランダ共和国が秘宝リトルコメットと引き換えに化学兵器を提供するという恐ろしい世界を背景にしているが、東ドロア国の陰謀によってルパンと次元は暗殺者に狙われてしまったのだ。サイコロを振って何発で殺すのか、軽い銃だけにスピードと正確さがものを言うガンマン。次元にとっては平和目的の歌手を暗殺されてしまったという苦い経験もあるのだ。
西部劇のような1対1の早撃ち対決。ルパンと次元はこの頃はまだ仲間ではなく、たまたま仕事のパートナーとなっただけの微妙な関係。そして峰不二子は変態クラブの見世物にされてしまうという悲劇。わずか51分という中編作品の上に前後編と分かれていても内容がぎっしり詰まったファンへのプレゼントのようでした。また、最後に登場するマモーによって今後のサードシリーズにも期待できそうです。
お馴染みの大野雄二のテーマ曲ではなくジャズっぽいBGMと、古さの中にも監視システムという現代的な国家の恐怖。それを網膜に接続するという大胆なアイデアには舌を巻いてしまいます。これを観てしまうと、山崎貴版が子供っぽくて味気なく思われる・・・
次元!
知っているアニメキャラの中で一番好きなのが次元大介。
自分が好きだったシリーズは、アダルト感が少なくて、何だかんだルパンについて行く優しい次元と、とっつぁんがドジでコミカルな作風。
その頃とは全然違うけれど、
とにかく渋い次元が観れました。
硬派でロマンチストなんですよね、意外と。
決着の付け方がカッコいい!!
残念点:
思いっきり成人男性向けの不二子
マシーンが気持ち悪い
網膜に接続って…そこまで出来たらノーベル賞!
エイプリルフール…!
終わるようで終わらない内容
もっと長く観たかった!
男には自分の世界がある
例えるなら空をかける一筋の流れ星
とにかく渋さが熱い。
目的のためなら手段を選ばず〜というのを、自らの美学の範囲において必ず達成する男の世界。
通例のルパン映画だとゲスな金持ちが強力な用心棒を雇って、用心棒との対決パートと黒幕の成敗のパートに分かれているが、今回の作品では用心棒(強い個としての敵)との直接対決構図が主となっているため、敵と味方ともに持っている強烈なポリシーのぶつかり合いがとても魅力的に描かれている。
ルパンファンにとってはvs複製人間への布石となるような伏線が見られるが、この作中ではそこらへんは特に進展も解決もないため、単発の映画として十分に楽しめる内容です。
「かなりの秀作」
今年45本目。
ルパンは久しぶりに見たが、盗賊物はやっぱり面白い。
かなりの秀作だと思います。
5月31日から、峰不二子の嘘、が公開されるので、その肩慣らしにも最適だと思います。
55分でさくっと見れるのもいい。
うまいタバコが吸いたいだけ。
まだ仲間じゃない、二人がビジネスパートナーからはじまる。
次元を狙うはスナイプ専門かと思いきや堂々と正面から来るパワーキャラのヤエル奥崎。メカの天才で何でもDIY、殺す相手の墓までつくる。
キャラデザインも良いし、ハードボイルドな内容。悪くは無いけれど期待したほど映画の感じがなかった。次元も早々に頭を撃ち抜かれるがそんな訳ないだろうと思うし、ストーリーのことだけでいうとTVシリーズの延長みたいだった。
1stルパンの雰囲気が好き
・クセのあるキャラデザや人物造形がたまらない
・弾丸や煙草の細かい描写にこだわりあり
・秘密倶楽部にとらわれた不二子がまっぱにされローションまみれのショウケースに入れられて、チンポドリルの巨大オートマタに襲われるというフェチ趣味満点のシーンが素晴らしい
・殺し屋は監視カメラ通信型眼帯を着けて次元らを撃っていたというオチ
・ラストにまさかのマモー登場
ブラックLUPIN THE IIIRD
大人向けのルパン。
不二子をメインとしたLUPIN THE Thirdとほぼ同じメンバーが作っているが、監督が違うのでテイストが大きく変わっている。Thirdの方はもう病みまくってる感があるが、こっちのIIIrdはハードボイルドを前面に出している。
子供には見せられないけれども、内容は最高。次元もルパンもカッコいい。フジ子も相変わらず。
Blu-rayで何度も観返した。特にカーチェイスのシーンが好き。ルパン史に残る傑作だと思う。
全31件中、1~20件目を表示