「男には自分の世界がある」LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標 Jiroさんの映画レビュー(感想・評価)
男には自分の世界がある
例えるなら空をかける一筋の流れ星
とにかく渋さが熱い。
目的のためなら手段を選ばず〜というのを、自らの美学の範囲において必ず達成する男の世界。
通例のルパン映画だとゲスな金持ちが強力な用心棒を雇って、用心棒との対決パートと黒幕の成敗のパートに分かれているが、今回の作品では用心棒(強い個としての敵)との直接対決構図が主となっているため、敵と味方ともに持っている強烈なポリシーのぶつかり合いがとても魅力的に描かれている。
ルパンファンにとってはvs複製人間への布石となるような伏線が見られるが、この作中ではそこらへんは特に進展も解決もないため、単発の映画として十分に楽しめる内容です。
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