劇場公開日 2015年1月24日

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「本格的な野球映画に興奮した!感動と勇気をもらった!」KANO 1931海の向こうの甲子園 ひつじさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0本格的な野球映画に興奮した!感動と勇気をもらった!

2015年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

楽しい

興奮

3時間の長尺だが、ストーリーの流れがスムースで、あっという間に映画が終わっていたほど面白かったし、最近の日本映画にはあまりない直球に胸に突き刺さるような感動大作だった。

野球経験者を集めていうだけあって、きちんと野球シーンが描かれている。一挙手一投足がちゃんと躍動しているから、リアリティがあって野球映画として満足できる。ちなみに投手役の子は少年時代から台湾ナショナルチームのメンバーで21Uワールドカップでも大活躍したほどの実力者、そしてイケメンだ。
 若干CGに残念な点がみられるが、映画全体から見ると些細な問題。リアリティ満点の雄大なオープン・セットには圧倒されるし、何より日本人役者をちゃんと起用し、史実に則り、話される言葉がほぼ日本語という再現のこだわりには敬意を表したし、とても誠意ある映画作りだと思う。

正直、かつて甲子園に台湾代表がいたことは知りませんでした、
異なる民族が同じ目標に向かうひたむきな姿は、現在の私達にも勇気を与えてくれる。『KANO』は野球映画としてだけではなく、時代背景も含めていろいろ考えさせてくれる期待通り素晴らしい作品でありました。

ひつじ