「台湾野球発祥はKanoから!」KANO 1931海の向こうの甲子園 天使ちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
台湾野球発祥はKanoから!
私も台湾の映画館で観ました。
日本語音声で中国語字幕です。日本人に見てもらう為に製作されたとしか思えない。台湾人の心意気を感じる。
台湾は当時日本だったのです。日本国の台湾地区から嘉義農林学校が代表として甲子園に渡り内地人(日本本土の日本人)の子供たちと正々堂々と戦ったと言えば解りやすいでしょうか?劇中で内地人と言う言葉が出てくるので覚えておいてね!
ある日嘉義農林学校(だから嘉農なんです)に相当な鬼コーチが赴任してきたのです。近藤 兵太郎(こんどう ひょうたろう)監
督です。練習はかなり厳しかったようです。しかし、近藤監督は日本人、台湾人、先住民の混成チームを作りました。実
力重視で人選を行ったのが台湾人から尊敬された所以だと思われます。近藤監督は不当な差別はしなかったのです。奥様も、配給機関に交渉して1日3.6キロの米を炊き部員の子らに食べさせました。
もう一人台湾で神様としてお寺に奉られている日本人が登場
します。八田與一(はった よいち)さんです。当時、台湾嘉南地区では水に恵まれなく作物も育たない荒れた土地でした。当時、世界一の大きな烏山頭ダムを創ったのが八田與一さん
です。子供たちは水汲みが仕事でした。水汲みに五、六時間かかる子供もいたそうです。大変貴重な水ですからこぼしたりしたら怒られたりしたそうです。台湾は清(中国)やオランダに統治された時代があります。どこの国もなし得ない偉業を日本人がやってのけたのです。どれだけ凄い事かお分かり頂
けるでしょうか。劇中では大沢たかおさんが演じています。
2014年、台湾ではKanoブームが巻き起こり2月の上映開始後、興行収入は3億台湾元(10億円)以上になりました。今、甲子園の甲子園歴史館にKanoの展示があるため台湾からの観光客が増えているそうです。
私達日本人は台湾の真実の歴史を知らない。台湾人と日本人が協力して作り上げてきた歴史を。台湾のラブコールに答えようではありませんか!私達日本人も台湾人が大好きだよ!
日本人は神風起こせるんだから、日本でもKanoブームを巻き
起こせ!こんなに素晴らしい映画を製作された台湾人には感謝です。本当にありがとうございます。(泣)