劇場公開日 2015年1月24日

  • 予告編を見る

「これが高校(中等)野球なのだ。」KANO 1931海の向こうの甲子園 critique_0102さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0これが高校(中等)野球なのだ。

2015年9月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

これが高校(中等)野球なのだ。
爽やかではある。可能な限り政治色を脱色した脚本になっていて、これはこれで評価できる。確かに時代から言えば、様々な描き方が可能だったろう。実際の描き方では、各民族間の葛藤などが描写されてはおらず、これを注視したいものから言えば、不満が残るかもしれない。

しかし、やはりこれは台湾映画であり、なによりも「野球」映画だ。
民族共和を持ち出し前にあった、あるだろう、あってほしい、白球をめぐる共和の問題なのだ。
共和とは葛藤であり、対立だ。だからこそそこにチームが存在する。
それを抜きにして野球は語れないのである

critique_0102