「人間とオートマタとの共存を通して人間を描く。」オートマタ 林檎さんの映画レビュー(感想・評価)
人間とオートマタとの共存を通して人間を描く。
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SF、人工知能ロボットモノ。
たんたんと物語が進む。結構平坦。主人公(人間)がプロトコルを破った首謀者だと勘違いされ、殺されかけることで、オートマタと行動を共にしていく。
酷い地球環境になっても人間は子供を作り生き続ける。ラスト近くのシーン、オートマタ達が作った虫ロボットに銃口を向ける主人公、そこに赤ちゃんの泣き声が聞こえてきて思いとどまる。
危険と判断したオートマタを人間は、追い詰め殺す、と言ったことに対し、
死ぬのは”生き物”だけです。
と言ったオートマタ・クリオのセリフが言い得て妙で好き。
「死ぬ」というのは生物に当てはまる概念でしょ。と言わんばかり。
機械のオートマタにとっては「死ぬ」というよりも「壊れる」といった言葉がしっくりくるか。
主人公とオートマタ・クリオがダンスをするシーンが良かった。
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