「オートマタというタイトルが秀逸」オートマタ 9+さんの映画レビュー(感想・評価)
オートマタというタイトルが秀逸
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あくまでも、お人形なのである。だがそのお人形は人間が作ったのである。終盤、プロトコルを持たない彼の「人間の想像力は素晴らしい云々」というセリフがあるが、正にそれがこの映画の主題だと思った。クリオが握りしめていた人形の首は、猿の惑星のワンシーンを思い出させる。彼らは全て遠い未来のいつかどこかで「人間が生きていた証」となる、生命の記憶になる資格が与えられている。今の地球上に落ちてても誰も見向きもしないだろう人形の首は、遠い星系の惑星の上にあったなら、それこそ宇宙史上の歴史的大発見になるだろう?そういうこと。そして赤ちゃんの誕生。この映画は、人間讃歌だ。
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