マダム・イン・ニューヨークのレビュー・感想・評価
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元気を貰いたい出したい時は
インド映画は抜群に元気が出る
何かを始める時には新しい恋も必要(笑)
ぐっときた
いろんなハッピーエンドがあるけど、
インド映画ではこれがハッピーエンドの正解な気がする
私は、フレンチインドレストランが観たかったけど
最近、インド映画にやられている
とても愛らしく元気にさせてくれる
ザ・インド映画
という感じだった〜。
男尊女卑、やはり出てくる。
インド映画を観てるとかなりの確率で旦那のDVシーンが出てくるけど、この映画はそこまでではなかったな。
それでもやっぱり…なんだよね。
日本にも似たような話があるからよくわかる。
それにしてもシャシ、本当に美人さん。ダントツ。
ラドゥ?おいしそうだったなぁ。
もらったクレープ、食べた?(感想が聞きたかった)
まさか家族を捨ててフランス人と一緒になることはないとはわかるし、あの恋愛エピソード、なくてもよかったかな、と。
シャシが欲しかったのは、というか、私(達?)が観たかったのは、セリフにもあったけど、恋愛シーンではなく、普通の主婦が自信を持つことだったと思うから。
楽しい作品なんかじゃない
【インドの主婦がNYで一念発起し、一人の人間として自信を取り戻していく様を優しい視線で描く。ある慧眼の持ち主が作品に惚れ込み脱サラして個人で買い付けたお陰で日本で観れた作品でもある。】
インドの専業主婦シャシ(シュリデヴィ:ボリウッド映画界の大スター だとは、鑑賞当時全く知らず・・)は料理上手だが、家族の中で自分だけ英語が出来ないのが悩み。
そんな彼女が、NYで生活する姉マヌから姪の結婚式の手伝いをするために、家族より一足早くNYへ行くが・・。
一念発起し、英語が苦手というコンプレックスを克服すべく、家族に内緒で英語学校に通い始める・・。
一人の女性が異国で、英語学校に通う多国籍の生徒たちの協力の下、誇りと自信を取り戻していく姿を描いた素晴らしきヒューマンドラマの傑作。
シャシが姪の結婚式で”英語で”行った素晴らしいスピーチ内容と、一生懸命話す姿は、涙を堪えるのが難しい・・。
<この作品が日本で観れたのはある慧眼のある方が、自らこの映画の日本での上映権利を買取った事が発端と伺った記憶がある。その方に感謝である。>
<2014年10月18日 劇場にてセカンド上映で鑑賞>
海外へ憧れる女性は必須の映画
あるある(笑)
同僚に
「ニューヨークでさ・・」と話しかけたら「またホラ話かよ!」と言われて、
他の同僚に「ニューヨークでね・・」と話したら「私もアムステルダムで荷物を盗まれてー!」との返し。打てば響くってこのこと。
お話のスタート時点で会話は頓挫したり、盛り上がったりしますよね。
これは映画も同じなのです。
「マダム・イン・ニューヨーク」
ニューヨークを旅したことのある人や、短期留学経験者には「あるある感」満載ですねー♪
特に1人旅の経験者には超オススメです。
孤独とか、心細さとか、
そんなニューヨークでの冒険を、妻シャシの新境地への出発とシンクロさせてるから面白い。
・・・・・・・・・・・・
映画制作って、
2時間の尺でどこまで盛るかより、どこまではしょれるか、が最大の課題だと思うんです。
だから編集さんが無情にフィルムにハサミを入れるわけね。
全部監督の好きに撮らせれば世界中の映画が「旅芸人の記録」になっちゃうし。
つまり、その映画の導入部は賭け。物語の世界にすんなり入っていけるか、あるいは頓挫して終わりか。
こちら側の既知·共通体験のベースと、未体験の世界への冒険のさじ加減が映画の尺を決め、かつ作品×観客の相性を生むのでしょう。
この映画は
"家庭人"に押し込められている妻たちには《ニューヨーク初体験》への 良いそそのかしになると思うな~
旅に出よう!
安売りチケットでNYへ。
地図片手にティファニーを冷やかして、エンパイヤ・ステート・ビルに登り、セントラルパークまで散歩してホットドッグを食べる。
それだけであなたもマダム・イン・ニューヨーク。
旅から戻ってこの映画を見ればそれだけであなたも更にマダム・イン・ニューヨーク。
シュリデヴィさんが美しすぎる
人としての尊厳を高らかに歌い上げたくなる
全てが自分次第であるということ
家族の中で自分だけ英語が苦手で、そのことをバカにするのがみんなの中で家族のコミュニケーションとして容認された行為だと見なされていて、本当は本人にはそれはとても悲しいのに、誰もそのことを見ようともしない。これって、案外あることだろうなと思う。
ここ数十年の間に、女性が社会から求められるものは変わった。物凄いスピードで。
家族を支え、家事と育児をしてニコニコしていれば良いというような「決めつけ」の時代の中で育ち、いざ大人になったら英語が話せないだの、学歴がないだのだけで人として敬意を表してもらえないなんて酷い話。
だけど、相手を責めても険悪になったり、自分が惨めになるばかり…
工夫して、努力して、自分の力で自然に敬意を払われるように家族の気持ちに変化をもたらす、この映画はそこが凄い。
世の中には簡単に変えられない差別や偏見も沢山あるけれど、そういう中でも、自分がそのこととどう折り合いをつけて生きていくのかは、自分次第。
全てが自分次第である、ということをこんなにも楽しく温かく伝えてくれる作品は、そうない。
何かに挑戦して挫けそうなとき、自分が情けなくて立ち止まってしまいそうなときには、是非また観て、勇気をもらいたいと思います。
よかったね
誰が見てもスッキリする映画
なるほど、これがインド的か
予備知識なし、適当に借りてみた。
これ、インド映画なんだと、やたら歌が入るので気がつく次第。 Bollywoodですな。
前半はインドが舞台なので、女性蔑視社会への批判をこめたウーマン・リヴものか?と思ったが、そういう方向ではなく。
インドの割合リッチ層の奥さま、家事は完璧だし穏やかで優しく聡明な女性なのだが、たぶん「女に学問はいらん」という育てられ方をした人。
夫は彼女を大事にはしているものの自分の方が格上だと無意識に思っている。その空気がお勉強が得意な娘にも伝播して、母が英語が苦手なことをバカにしている。
そんな奥さまが、姪のウェディングの手伝いに NYの姉のところに行き、あんまり英語で困るんで思い切って ESL に飛び込む。
そこで、自我に目覚めて得意の料理で自立〜〜 という米画展開ではない。
奥さまは家庭を守ることを自分の軸にしている。その自覚もある。
ただ、家族にはちゃんと尊重されたい。
夫とは対等でありたい。
だから、ホントは英語なんてどうでもいいんだよね〜
主演の女優さんがとっても綺麗なんですが、映画撮影当時たぶん50歳。
1996年に同業者と結婚して映画は引退。
お子さんが2人。
本作が久々のカムバック、らしい。
なるほど。見事です。
勇気と自信をもらえる物語
インドの中産階級(上流階級に思えるけど)の母親である女性が、家族で自分だけが英語を話せず、なんの取り柄もない者として扱われていることに引け目を感じ、それを克服しようとする話。
家族は自分を矮小にさせたり、引け目を感じさせたり、劣っていると判断したりしないものだ…
自分で自分を決めつけずに、変わっていくこと。また、自分次第で状況打破できること。
最後のスピーチは家族と自分に向けたもの。とても勇気をもらえる物語だった。
主人公と家族のあり方を見ていると、差別意識やカテゴリー化された見方が家族間で身体化されており、自分が相手をどう扱っているのか、問題意識を抱くレベルに到底達していなかった。主人公が苦手な英語を克服することで初めてそれに気付かせ、尊厳を取り戻した。
主人公は克服できたが、努力では克服できない差違も世の中には沢山ある。自分が無意識に誰かを差別している可能性があることを、指摘されずとも自分で気づかなければならない。
王道感動ストーリー。
■ストーリーの流れが美しい
一度見ただけで、こんなエピソードがあってと時間が経っても細々と思い出せるくらい明確で印象的で素晴らしいと思った。
NYに行くまでに主人公が置かれている状況が小さなエピソードを積合せて理解でき、これからNYに行ってこの問題が解決しますよ、という作り手と鑑賞者の合意形成がうまいと思った。
特に英会話教室に行くまでの流れに無理がないと思った。たまたま飛行機で隣になったひとからアドバイスをもらい、NY観光で気分が高まったところで、たまたま座ったベンチの隣のひとが食べていたサンドウィッチを見て、行ってみたサンドウィッチ店で嫌なことがあり、たまたまバスの広告を見て英会話教室の電話番号を知り、たまたま市外局番を知り、といったこの「たまたま」の流れが素晴らしいと思った。
■主人公の演技に惹きつけられた
モノローグがない中で内面が伝わってきて、それも露骨にわかるような演技じゃなくて自然な感じでよかった。自信がついていく中で、街の歩き方が変わっていくのも良かった。
最後のスピーチは、朴訥と話しているんだけど、すごく気持ちが伝わってきて感動した。
■テーマがいい
無くして初めて持っていたものの価値がわかるというパターンは多いけど、新たな力を得て、持っていた価値をよりわかるというのが新しいと思った。
周りが自分のことを決めつけているようで、実は自分が一番自分のことを決めつけている。だから引け目を感じた時はチャンスだという、最後のスピーチを聞いたら、そりゃもう、映画館から出るとき、清々しい気持ちいっぱいだよ。
過去の自分の言動を反省した
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