劇場公開日 2014年6月28日

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「ついついシャシを応援したくなる!」マダム・イン・ニューヨーク 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ついついシャシを応援したくなる!

2014年8月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

つい他人の前で、妻を「愚妻」呼ばわりしてしまうのは、わが日本人の悪いところ。それは、主人公シャシの夫・サティシュ(インド人)も同じだった。
そんな彼の態度にわが身を重ねてしまう。本人は謙遜のつもりで言う言葉も、奥さんにとっては蔑みでしかないということを思い知らされた気分。長いこと家族として過ごしてしまうと「好きで一緒になった」という肝心なことを忘れてしまっているんだよね。
ラストの素敵なスピーチを目の当たりにして、妻の頑張りに気付かされる。あれ?そういえば、うちのカミサンってこんなイイオンナだったんだよな、って。
奥さんの大事にしているもの、ことを、同じくらいに好きにならずとも、彼女の拠り所だと理解してあげれば、夫婦の関係はうまくいく。

栗太郎