「鑑賞後のメモから。 なかなか面白く法廷劇の佳作かと思いますが、残念...」砂上の法廷 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞後のメモから。 なかなか面白く法廷劇の佳作かと思いますが、残念...
鑑賞後のメモから。
なかなか面白く法廷劇の佳作かと思いますが、残念な部分もチラホラと言ったところ。
主演のキアヌ・リーブスがやり手の弁護士で、被告の少年とは親しい間柄だけに何とかしょうと奔走するのに、少年は一切の証言を拒否している為に苦悩する話。
不利で有れば有る程、陪審員の心を掴む方法が有るとばかりに、あの手この手の駆け引きをする辺りが面白いですね。個人的にはキアヌ・リーブスにそこまで知識人っぽさは感じないのですが(ー人ー)
法廷で証言する人間には、自分の立場や被告や被害者との関係性から鑑み、必ず証言には嘘が混ざっている…とゆう辺りから、裁判自体を切り崩して行くのですが。様々な証言者達は自ら証言した後に映像によって真実が、観客側に明らかになって行くのが珍しい作り方に思ったのですが。
…ん?待てよ!これって、ひょっとして黒澤の『羅生門』スタイルで進んでいるのでは?と。
観ていて何となく「嗚呼!こうなるな!」って言うのは感じるのがちょっと残念なところ。
必要以上に被告の少年に再三忠告を促す辺りも、観終わると…ん? ん?ん? って感じでしょうか。
2016年4月5日 TOHOシネマズ/シャンテシネ2
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