劇場公開日 2016年3月25日

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「まんまと騙された、のか?」砂上の法廷 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5まんまと騙された、のか?

2016年4月4日
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鑑賞方法:映画館

知的

全編のほとんどが法廷場面という、僕にとっては、それだけでポイントアップのミステリーである。

息子(ガブリエル・バッソ)が父親(ジム・ベルーシ)を殺したとして訴追される。弁護士ラムゼイ(キアヌ・リーブス)が無罪にすべく奮闘する。

ニコラス・カザン脚本は得意分野だから、手慣れたもので、まんまと騙された感はあるのだが、コートニー・ハントの演出がやや凡庸。ただ、結末を考えると、その凡庸さ加減はわざと、と思わないでもない。

証人は必ずウソをつく、とラムゼイは言い放つ。それが全編を覆っていて、言いようのない後味を残す。

レニー・ゼルウィガー、完全に別人になってしまっていて、それが残念である。オスカーを取ったころの愛嬌みたいなものは影をひそめ、あれでブリジット・ジョーンズを演じるなんて考えられない。

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mg599