「騙されたけど…」砂上の法廷 hk-ainselさんの映画レビュー(感想・評価)
騙されたけど…
確かに最後のどんでん返しは予想外。
でもなんだかモヤッとするなあ〜と言うことで、今作のモヤッとポイントをプレイバックです。
① 時計ってそんなに外れやすいものなの?
もみ合ったりすればベルトが壊れて〜とかもあるはずだけど…。作中では爪とかにも皮膚組織が残ってなくて、顔見知りの犯行と断定されてたし。
② 時計に気付いて母親以外の関与が考えられるのに、マイクはなぜ罪を被ろうとしたの?
しかも母親が普段から虐待されてたというのも嘘っぽいと疑っているし。最後の方のラムゼイとの会話からも父親と全く仲違いしていた訳でも無さそうなのにね。
③ ロレッタはなぜマイクが罪を被るのをそのままにしたの?最初の計画では自分自身で殺害した体裁にしようとしてたのに…。ラムゼイもそれで裁判を勝てると思ってたんだよね。マイクの自白が狂言だって証明して自分が犯人だと言いだせば良かったんじゃないの。
騙された〜という爽快感が欲しい人には、微妙な出来と感じるかもしれませんね。
原題の「偽りのない真実」の通り、誰もが証言自体は正しいけど、微妙にミスリードの余地があるとかで、最後の最後に視点がガラリと変わるみたいなら面白かったのになあ〜。
確かにそこまでの爽快感はありませんでしたね☺️️
①母親とラムゼイの浮気を示唆しているのでしょう。情事の際に置き忘れたということなのかと推測しました。
②マイクはとっさに母親が殺したと思い、自分が罪を被ろうとナイフに指紋を付けてしまったその後に、ベッドの下からラムゼイの時計を見付けたんですよ。そして母親がこっそりと時計を持ち去ったのを見て、ラムゼイと母親の共犯を確信したのでしょう。
③母親がDVの正当防衛で殺したことにするのが当初のプランでしたが、予想外にマイクが早く帰宅し(母親をかばって罪を被ろうとし)たので、計画が狂ったのです。
指紋を付けてしまった後で、ラムゼイの関与を疑ったので、マイクは最後までラムゼイを信用出来なかった為、話をしようとせず、彼なりに無罪になる道を模索したのでしょう。
間違っていたらごめんなさい。