イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密のレビュー・感想・評価
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思っていた以上の偉業ですね!
この人、スゴイ人ですね!
簡単に言ってしまうと、第二次大戦を早く終結させ(これにより1400万人を救ったとされる)現代のコンピュータの元になるものを作った人。
しかし、この偉業については、スパイ行為となるからか、50年以上も極秘にされていたという。
普通じゃない人(変人)が偉業を成し遂げるという典型的なお話しですが、この人の影響は計り知れません。
私の中ではもう〝アメリカン・スナイパー〟はどこかへ飛んでしまいました。
主演しているカンバーバッチがいいですね。あと、助演のキーラ。ナイトレイも。でも二人とも、アカデミー賞取れませんでした。残念。
取ったのは、〝脚色賞〟これは納得です。
主人公の学生時代、戦争中、その後と3つの時代を、シャッフルしてみせていくのですが、とても観やすいし、そこで明らかになっていく事実の見せ方も、効果的です。
娯楽映画として、偉人伝映画として大変優れた作品です。
オススメします。
悲しいマイノリティー
エニグマ攻略もさることながら、それに携わった数学者の人間ドラマを観せる作品。暗号を解読するまでよりも、解読した後の方が見所ですね。
チューリングの最後の壊れ行く樣は字幕処理ではなく、もう少し画いて欲しかった。
キモのところが(@_@;)
粗筋云々は他のレビュアーさんが懇切丁寧に表現しているので、割愛。
一番のキモの、アランの婚約者の女友達のヒントの意味がよく解からなかった。
多分、自分の脳みその退廃振りが顕著なんだろう。
それほど柔らかい脳みそではないと理解できない箇所が多い。
でもそれを差し引いても天才ゆえの苦悩と運命が切実と訴えかけてくる映画であると、『クリストファー』の孫であるパソコンを使ってレビューを書いてみる。
莫大な軍事費あってなせた技
「数学とコンピューターをやっている人でアラン・チューリングを知らないなんてモグリだ」と旦那が言った。
私は文系なのでまったく知らなかった。
第二次世界大戦中ドイツが使っていた暗号を解読し、
英国を勝利に導き世界大戦を終わらせた天才数学者アラン・チューリングの人生。
理性と知性に満ち溢れた映画だった。
はじまって間もなくセリフ全部が暗号に思えてきた。
言葉とは暗号。
でも人間とコンピューターはまったくちがうものだ。
コンピューターのほうが、どれだけ誠実で真摯で謙虚か。
でも、物質に良いも悪いもない。どう使うか次第だ。
アランは異端だモンスターだと言われまくっていたが、
私にはこんな真っ当な人もなかなかいないと思えた。
アランがゲイだったって?
どうでもいいかな。
それで死期が早まったのは非常にもったいない話だけどそういう時代だから。普遍的なことではない。現代ならあんな扱いは受けない。
今、こうやって居ながらにして存分に遊べているのは、
アラン・チューリングのおかげなんだと。
<戦争観>
戦争とは義理も人情も通用しない世界。
頭脳でいかなければ勝てるわけがない。終われるわけがない。
が、第二次世界戦とはこんなにも計算づくで行われていたのかと愕然とした。
技術のギの字もなかった日本など勝てるわけがない。
事実負けて、アメリカの慈悲あるいは実験によって最短コースで経済大国にまで上り詰めてきたわけだが。
日本はあまりにもラッキーだったとしか言いようがない。
あの戦争で壊滅的被害を受けたにも関わらずここまでの繁栄をみせた国は他にない。
翻って昨今の戦争だが、ただの感情の放出のように見える。
ISISにしろボコ・ハラムにしろ、彼らがコンピューター戦を行っているとは思えない。
人間の原点のような暴れ方だ。
とすると、こちらはどう対抗すべきなのか。
人間という暗号、どこまで読み解けるのか。
アカデミー賞最有力なだけある
予告からお堅い感じで評価は
良かったですがそこまで期待せずに
見に行きました。最初の方少し眠くなりそうな
感じですがベネディクト・カンバーバッチの
演技が全体を通して素晴らしいです
特に後半になると鳥肌が立ちます
天才でありながら孤独で同性愛者で
他人と関わりを持てない不器用さも
演技がすごかったです。暗号を解く過程は
ワクワクもするしキーラの美しいだけでなく
力強いイメージをもつ彼女だからこそ
孤独な主人公が人との関わりを持つところも
引き立っていました。戦争終結後
どの国もそうだと思いますが英雄のはずの
人が非難されたり大した功績を得られなかったり
犯罪として取られたりそんな卑屈な世界の
歴史もこの映画で見た気がします。
最後のテロップでチューリングの作った
装置で1400万人が救われたと推定され
死後功績が讃えられ、本人は41歳で自殺
してしまい、コンピューターの基となった
という言葉を見ていろんな感情が湧きました
ドバッと涙が出るのではなく
ベネディクト・カンバーバッチの演技に
引き込まれ喜び悔しさ憤りに共感し
何度かポロっときました
見てよかったと思える映画です。
アカデミー賞最有力が納得できます
知らないことがまだまだある
素晴らしかったです。
カンバーバッチを最近好きになって観に行きましたが、話の内容もとてもためになりました。ラストで一気に切なかったです。
あと、音楽が素晴らしいな、と…。
つい最近まで、彼の存在が秘匿されていたことも、なんとも切ないですね。暗号を解き、人々を救った天才がこの世にいないことになっていたなんて。
もしかすると、戦争関係の他の方たちも、アランのようにまだまだ秘匿されているのかもしれませんね。
自分の知らないことがまだまだあるんだなと思いました。
アランについて、個人的にもう少し詳しく調べてみたいと思いました。
ほんと、私は最後のキャプションで、一気に色んな感情が押し寄せました。
映画館で観てよかったです。
天才ゆえの孤独や葛藤が事細かに描写されていて、難しそうなテーマなの...
天才ゆえの孤独や葛藤が事細かに描写されていて、難しそうなテーマなのにすごい分かりやすかった。 普通の人間に殺される天才が痛いほどに伝わってきた。 物語の時間軸がよく飛ぶのでしっかり見ておかないと置いていかれる。キーラナイトレイのキャラをもう少し立てて欲しかったってのはある。
自分を敵を妻を偽って信じたのは唯一
事前知識はエニグマとシャーロック主演男優さんというくらいだったが予想をはるかに超える面白さでした。約2時間がとても短く感じます。
最初の現在過去未来の3つのシーンの進行に馴染めばスクリーンにグイグイ惹きこまれます。パズルの天才はコミュニケーション能力が低く、チームを率いるには難がある。人の気持ちが見えない空気読めない天才に共感は必要が無い。孤高の天才の裏側にこそ一般人の興味は募ります。
英国の勝利と言うよりエニグマを破るマシーンの感性こそ彼が目指す至高の目標。性癖を偽り、エニグマ攻略も偽り、 英国も彼を偽り唯一sんじ続けたのは昔も今も「クリストファー」であった。後のコンピュータの基礎を築いたと言うテロップに鳥肌立ちました。今年のマイNO1はこれで決まりそうです。
単なるドキュメンタリーではなく技術に囲まれた私達に問いかけてくる
私は突き抜けている人に惹かれるけど、それは、自分の足りない部分を埋めるため利用しているのではないか。そう自己嫌悪に陥ってしまいがちだった。だからすごく最後の女の人の言葉”あなたが普通じゃないから、世界はこんなに素晴らしい”に答えをもらったようで救われたし、激しく共感した。(理系技術屋の彼は主人公に共感したらしく、感想がまったく違うが 笑)
刑事は主人公の「私は機械か人間か」の問いに答えられない。思考を計算できるとしたら、人間は思考の天才だ。けれど、気持ちという曖昧なものでどこかで矛盾がでてきてしまう。人間は思考が不完全で計算できないことがあるからこそ人間でいれるのかもしれない。矛盾こそが存在意義。天才と言われた彼は最後自殺したというが、何が彼を殺したのか、見た人と話したい。
音楽がグランドブタペストホテルと同じ人だからすごく好きな感じだった
それからキーラナイトレイは髪型や服もあるだろうけど、はじまりのうたと違いすぎて誰だょ、てなった。演技力すごすぎる。
それにしても最近、ラストが字幕で終わる映画が多い気がする。アメリカンスナイパーもだけど実在の人物のものばかりみてるからかなあ。でもアメリカンスナイパーの方が使い方はよかったなあ。
ジョーン
キーラが演ずるジョーンが聡明で見てて気持ちが良いキャラクター設定でした。
他の脇役のキャラ設定もしっかりと固めてあり、難しい内容を上手く脚色していて最後までハラハラして楽しめました。
初恋は崇高なんですよね。
頭脳明晰だがコミュ障のアラン・チューリング…ってそれシャーロックの...
頭脳明晰だがコミュ障のアラン・チューリング…ってそれシャーロックのまんまだろ!とも思うが、顔の作りもあってかカンバーバッチは悲哀に満ちた役が大ハマリ。リンゴのエピソードは史実を知っていると辛さが際立つ。
そういや相手役のK・ナイトレイも顔作りが独特だよなぁ。美人だけど。
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