イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密のレビュー・感想・評価
全321件中、21~40件目を表示
戦争によってハイテクが進む
良い映画でした。 戦争の裏舞台で人知れず汗を流した人たちがいた。 インターネット、携帯、パソコン、あらゆるものが戦争によってハイテクを遂げ、後の文明の利器となる。 戦争とは恐ろしいものだ。 失うものが多い。 映画の中に同性愛がテーマとしてあるが、個人の趣味嗜好に言及はしないが、ここ最近の映画には違和感を感じる。極端に同性愛を強調し、同性愛を推奨するようなメッセージ性は不要だと思う。少数派が虐げられるのは酷である。もちろん人権は守られるべき。しかし、性的マイノリティをわざわざ、人類の王道にしようとしているのは異常だ。同性愛がメジャーとなった場合、人類は混乱する。人口減、性病拡大。 頼む!良い映画をつくるのは結構だが、同性愛推進のプロパガンダで映画を使わないでほしい。多様性、ダイバシティという聞こえの良い言葉を使って大衆を陥れないでほしい。 そのうち、『同性愛はしょうがない』が発展していき 『ロリコンはしょうがない』みたいになっていく。 ありえないだろ。歪んだ性癖が堂々と許容されてしまう。 表現の自由はあるが、どうか健全な映画が普及されることを切に願う。
淡々と
解読不可能と言われてきたドイツの暗号解読に今でいうコンピューターを使う。その発想は天才ならでは。 解読したらやった〜、万歳ではなくてその先の先までも考えられる。やはり天才だ ホモなんだけど彼女のことが好きで、と言う複雑な心境をもう少し表現しても良かったんじゃないかな
解読不能の言われたドイツ暗号機エニグマ。 暗号解読こそが戦争終結へ...
解読不能の言われたドイツ暗号機エニグマ。 暗号解読こそが戦争終結への近道だったそうだが、解読成功したエニグマでも現在まで国家機密とされてきた。 解読したアラン・チューリング。現代のコンピュータへとつながる大きな功績がありながら、当時では普通とはとられない彼の心のあり方、才能、青年時代の想いとエニグマとともに生涯孤独だった彼の気持ちを考えるととても切ない。 そんな彼に彼女がかけた言葉「あなたが普通じゃないから、世界はこんなにも素晴らしい」には救われる。 戦争に対してだけではなく、人間としてもいろいろ考えさせられる良い映画でした。
広義では戦争映画ですね
アメリカ資本ですが、マンマ英国映画です。 英国は軍人とか政治家とか王室が題材になるとアメリカ映画にない格調が高いですね。 ホモの側面に注目する人も多いようですが、そっち方面に関心なくても単純にWW2諜報戦映画としてサスペンスが十分です。
業績に隠された苦悩と共傷感覚が苦しい。
内容は実話に基づく物語。第二次世界大戦の裏で活躍し隠された天才の苦悩と葛藤の物話。印象に残った言葉は『クリストファー!!』余程小さい頃の思い出が一生を引き摺る程の傷として残ったのは観ていて辛かった。境遇や立場では、エニグマ解読が終わりでは無く始まりだったり、陰謀論的な国際関係には当たり前だが映画として楽しい。正にアランにとっては人生そのものがイミテーションゲーム!疑似戦争であり自分すら客観的に見えた。主人公アランは完璧な合理的だからこそ皆に理解されにくく、完璧を希望しすぎて共傷性が強過ぎて禁断の果実林檎と青酸カリで自殺を選ばなければならなかったのだろう。時代性質もあるが、それを理解した上で余分な説明をしない所が観ていて号泣ものだった。非常に面白い映画でした。
もっと早く見れば良かったなあ。
一言「いやー、たまげたわ!」 難解不能なドイツ暗号機・エニグマを、解読しようとする主人公の伝記。 ざっくりいうとこれ。 興味深かったのは、「クロスワードパズルが得意な」人間が。 解読作業に関わったこと。外国の人、好きですよねえ。 戦時中(またチャーチルが出てきた)の話だけど。 ふむふむと内容に惹かれました。 ただ作業が秘密ゆえ、仲間にスパイがいるかもだとか。 解読マシンの費用は高額なため、軍上層部に理解してもらえないとか。 大丈夫なのか?とドキドキ感満載。 解読できて、やったー!だけじゃないのが。 伝記映画になってました。 天才は時として孤高。そのヒヤッとする冷たさを、カンバーバッチ最高。 彼だからできた役に思えました。 エンドロールで記されている、主人公のその後。 驚きでした。彼がいなかったら、SNSなんてまた夢だったかも。 見て良かった1作でした。 ⭐️今日のマーカーワード⭐️ 「時として誰も想像しなかった人物が。 想像しない事実を成し遂げる」
戦争の終結のためにナチスの暗号解読に尽力する天才数学者。 暗号を解...
戦争の終結のためにナチスの暗号解読に尽力する天才数学者。 暗号を解読してめでたしめでたしではなく、その後も解読したことをナチスに悟られないようにしながら戦争終結に導いていかなければならない。 困難な任務と、数学者が次第に人間的になっていくところは見応えがあった。
アラン・チューリングのマシンは…
普通じゃない人が、偉業を達成しようとする姿を描いたもの。 観終わって「事実に基づく物語」という冒頭テロップを思い出して、驚かされる。 第二次世界大戦中、イギリスはドイツの誇る暗号システム“エニグマ”を解読しようと頭脳明晰な精鋭を集めた。そこにやって来たのが、アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)であり、ジョージ・クラーク(キーラ・ナイトレイ)などを含めた6人。 彼らが、解読するには天文学的な組み合わせから暗号解読しなければならない…という難題に挑む。 戦争の最前線でなく、数学者たちが集まってパズルでも解くように暗号解読に挑む戦争もあったというのは長年秘密にされていたらしく、驚くほかない。 そして、キーラ・ナイトレイがベネディクト・カンバーバッチに「あなたが普通じゃないから、世界はこんなに素晴らしい」と言うセリフに感動する。 スリリングで、時にロマンティック、そしてデンジャラスな起伏のある物語に心揺すられる映画であった。
トップ100
面白い。実話って言うのがまた高評価。メッセージ性もあるし、社会テーマ(LGBT)も取り扱っているし、また視聴者側に考えさせる余白(戦争の勝利のためなら犠牲は必要だ)があるのも素晴らしい。非の打ち所がない作品すね。オススメ
天才がゆえの苦悩
第二次大戦、ナチスの暗号機エニグマの解読に尽力したアラン・チューリングの生涯を描いた作品。 ベネディクト・カンバーバッチの繊細な演技もさることながら、脇を固めるキーラ・ナイトレイやマシュー・グッドらの好演も素晴らしい👏 「誰も予想しなかった人物が誰も想像しなかった偉業を成し遂げる事だってある」 また、LGBT作品としての一面も持つ。
彼がいなければ、1400万人以上が亡くなっていたそうだ
500名の命を救うよりも、1000万人の命を救う判断をしたことが 一番印象に残った。この500名を救ってしまえば、エニグマを解読したことが、 ドイツにバレてしまう。 この判断は人間には難しい。サンデル教授のハーバード白熱教室のようだ。 チーム内の兄が標的の船に乗っていることを知ってもアランはブレなかった。 一般的にみたら変わっている天才のアラン。戦後彼は自殺したことを考えると、 その判断にずっと迷いはあった気がする。
真実とはどうするべきか
この映画は課題をしながら見たものの結構しっかり見てしまった。変なひととして扱われるチューリングも考えることがあり、まともな一人であると、そして居場所はあるはずだったと、そんなことを思ってしまったラストだった。 また、誰も予想をしなかった人が誰も成し遂げなかった偉業を成し遂げることもあるという言葉は自負していきたい
あなたが普通でないから世界はこんなに素晴らしい
上に書いたのはジョーンがアランに言った言葉です。 エニグマって聞いたことあるけれど殆ど知らず、数学の美しさに憧れながら片思いで算数も数学も苦手なので私向きでない映画だと思ってました。Cumberbatch狙いで見ましたがもっと早くに見れば良かった。でも見ることができて良かった。走る人なんだ、コミュニケーション下手でもジョーンの言うことは聞くんだね、偉い、髪型が素敵で特にうなじがいいとか呑気なことを考えながら見ていて途中からは辛かった。 とてもすばらしい演技だったのでカンバーバッチがアカデミー主演男優賞をとれなかった理由がわからない。賞には関心ないんですが思わず2015年のアカデミー賞がどうだったか調べてしまった。脚本は確かに本当に良かった!子ども時代、戦時中の極秘ミッション、戦後と行ったり来たりが自分好みの構成だったしセリフがキラキラと輝いていた。 特にジョーンがアランに対して言う言葉のひとつひとつが親身で正直でユーモアがあってアランに自信を持たせる力があった。彼女も「普通」でないからアランのことがわかるし、ジョーン自身も生きにくかったから!「私も仕事して、あなたも仕事するの」「家で夕食作って夫を待つような生活なんて退屈!できない!」今だってそういうこと思っていても言わない女性は山ほどいる。そう思う自分を後ろめたく感じるから。根拠のない性別役割分担意識を内面化してしまってるから。二人は出会うべくして出会ったんだ。「リリーのすべて」とおんなじ。 アラン・チューリングのことは何一つ知らなかった。知ることができて悲しさと共に嬉しい。それにしても2009年にイギリス首相が正式に謝罪、2013年にエリザベス女王によって正式に恩赦って・・・。国家は人間の命と人生をめちゃくちゃにすることができる暴力装置であることを改めて認識した。 ワンコさんのレビューを拝読してアランに関しては救われた気持ちになれました。お名前だしてすみません、ありがとうございます。
カンバーバッチ不発
アカデミー賞にノミネートされたほどの演技には見えませんでした。 「ビューティフルマインド」によく似ています。 実在の人物をモデルにしていて、暗号解読が主題で、主人公が病理的な精神の葛藤で孤立していて、それでいて比類なき天才で、偉業を成し遂げ、でも不幸でという展開はまるで同じ映画なのではないかと思ってしまうほどです。 むしろ脇役陣が頑張っている印象が強かったです。 いずれにしろ、とりたてていい映画には思えませんでした。 2016.3.24
天才と女とスパイとMI6
面白かった。 思い切り偏見まみれで言いますが、 天才って自分が一番天才って思ってる人種かと思っていました。 「難しい暗号ならコンピュータに解読させればいいじゃん。」 って、現代なら思うが、コンピュータがない時代にその発想はやはり天才。 凡人たちは、その考えが理解できない。 アラン以外の天才たちも、それを認めるわけにはいかない。 マシンが解読してしまうと自分が天才であることを否定する理由になってしまうからだ。 マシンに「クリストファー」という名前をつけるアラン。 その名づけの理由が実に人間的。 マシンが完成したのに、なかなか解読してくれない。 解読のきっかけを与える理由が実に人間的。 クラークに、この職場から離れろという理由が実に人間的。 天才ホーキング博士は、AIを研究しながらAIを創造してはいけないと 警鐘を鳴らしていたそうです。 なぜならコンピュータが人間を越えてしまうから。 人間とコンピュータが共生するベストなバランスってどこにあるんだろう。 ベネディクト・カンバーバッチ。 フルネームで呼びたい名前第一位。
全321件中、21~40件目を表示