劇場公開日 2015年3月13日

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「アラン・チューリングのマシンは…」イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アラン・チューリングのマシンは…

2022年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

普通じゃない人が、偉業を達成しようとする姿を描いたもの。
観終わって「事実に基づく物語」という冒頭テロップを思い出して、驚かされる。

第二次世界大戦中、イギリスはドイツの誇る暗号システム“エニグマ”を解読しようと頭脳明晰な精鋭を集めた。そこにやって来たのが、アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)であり、ジョージ・クラーク(キーラ・ナイトレイ)などを含めた6人。
彼らが、解読するには天文学的な組み合わせから暗号解読しなければならない…という難題に挑む。

戦争の最前線でなく、数学者たちが集まってパズルでも解くように暗号解読に挑む戦争もあったというのは長年秘密にされていたらしく、驚くほかない。
そして、キーラ・ナイトレイがベネディクト・カンバーバッチに「あなたが普通じゃないから、世界はこんなに素晴らしい」と言うセリフに感動する。

スリリングで、時にロマンティック、そしてデンジャラスな起伏のある物語に心揺すられる映画であった。

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たいちぃ