イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密のレビュー・感想・評価
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内容は嫌いじゃないけど
事実に基づいて作りましたので、こんな感じですってことかな。
ストーリーは面白そうだったけど、結局山場がなく、たんたんと事実を見せてますといった感じ
素晴らしくも悲しい映画
実現不可能と思われていた任務を成し遂げても栄光を得られるわけでも無く、歴史から消された地球がひっくり返りそうな巨大な秘密。
物語は教授の過去と現在がテンポが良く進み、飽きさせない。
戦争終結の糸口が見付かった時は思わず心の中でガッツポーズをしたね!
この史実が白日の下に晒され、素晴らしい映画になり、私達に知る機会が与えられた事にエリザベス女王に感謝しよう!
女王様ありがとう!
ここ最近で観た中のベスト。
戦争とは、時代とは、残酷です。
彼の立場に立つといろんなことが哀しくて泣けてきました。
でも哀しいだけじゃない、ユーモアも入れてあり、仲間との人間ドラマもあり、とてもよかった。ここ最近では一番すきな映画です。
功績が報われない悲しさ
悲しい。悲しすぎる。
どの時代も、戦争の雌雄を決する決め手は情報収集。第二次大戦で、連合国軍を勝利に導いた情報収集は、チューリングの執念があってからこその成果。しかし戦後、英国政府によって秘匿され、その事実が明らかにされるのが50年後。功労者のチューリングはその功績を讃えられることも栄誉も得られず、最大の理解者さえも去り、当時犯罪とされた罪(今ではマイノリティとして認知されてはいるが)で裁かれ、最後は空しい最後を迎える。
仲間と困難を乗り越え、どんでん返しのラストでスッキリ!! ・・・てな筋書きを予想して見ていたせいで、最後はもう悲しくて悲しくて。
カンパーバッチの迫真の名演、お見事。
人生は『もし』と『嘘』で出来ている
Lifeという雑誌が100周年記念で、一般公募した『Life』というタイトルのコラムのグランプリ受賞作品のタイトルです。
Life is made of 「if」and 「lie」
これを思い出しました。
アラン.チューリングこそこの法則に大きく翻弄された人物と言えるでしょう。
彼は元々コンピューターの世界では大変有名な方でしたが、2009年にこの件で世界をあっと驚かせます。
この新しいイギリスの伝説、この人物を外国人監督に撮らせるという懐の深さが、この映画の品格になっていると思います。
この映画は学生時代の彼の『もし』と『嘘』
エニグマ解読までの彼の『もし』と『嘘』
そして解読後の彼の『もし』と『嘘』
命の選択の『もし』と『嘘』
そして戦争そのものの『もし』と『嘘』
それに翻弄される彼の本当の『人生』の物語になっています。
彼の『もし』と『嘘』にはいつも『切なさ』と『本当』が伴います。
そして、この映画では直接語られなかった行間の部分『何故何十年もこの秘密が護られたのか。何故この秘密を話してしまう人がいなかったのか』
アラン.チューリングも彼の窮地で取引出来たはず。
「それをしなかったのは実にイギリス人らしい」と納得してしまえたのはベネディクト.カンバーバッチの存在があったからこそ。
彼の存在がイギリス人として、また天才数学者アランチューリングとしてのアイデンティティに説得力を生んでいました。
この話は社会、国家、情報、戦争、友情、裏切り、孤独、マイノリティ全てが彼の『もし』と『嘘』の『人生』を通して描かれます。彼の存在に説得力がなければ成り立たなかったでしょう。
もうひとつ、難しいことを難しいまま表現するのは凡人のすること、この映画は難解な用語を使わず解りやすく物語を進めている、そこも特筆すべきところでしょう。
詩情溢れるようなテンポと映像のこの作品が、低予算で切り詰めて創られた映画だなんて、本当にすごい。
ジョンルイスのCMを観ても、この映画を観てもイギリスの映像業界のセンスの良さは侮れないなと思いました。
是非お薦めしたい映画です。
誰も期待しない変わり者こそが、不可能を可能にする
我々がコンピュータと呼んでいるものの原型を作った天才。
ナチスの時代、暗号は人の頭脳で解読するのが主流であったが、もはや人の頭脳で解読できないといわれた超難解なエニグマという暗号を解読させる機械の開発に成功、その機械で秘密裏に情報解読を行い、戦争終結を2年も早めたという。戦後もその国家機密は秘密にされ、数年前まで知られることはなかった。
学生時代の友人クリストファーにいわれた『誰も期待しない変わり者こそが、不可能を可能にする』という言葉が印象に残りました。
なかなかよかった。
時として誰も想像しないような人物が想像できない偉業を成し遂げる
革新は偉大な結果を伴う程に比例して多大な犠牲も背景には伴う。
それを象徴する今や万人が毎日のように手にし、今やタブレットにまで発展したコンピュータの起源発明者、第2次世界大戦、連合国を勝利に導いた頭脳『アラン・チューリング』。
2009年ブラウン首相の政府による謝罪まで世に現る事がなかった偉大な遺伝が時の人、カンバーバッチによって演じられるのがこの映画の魅力。たしかに感動というか感嘆?してしまう物語。
「時として誰も想像しないような人物が想像できない偉業を成し遂げる」
うーん、自分は凡人だな(^_^;)
嘘の奥深さ
コンピューター、人工知能の概念的な発明者といわれる天才数学者のドラマ。
嘘、マイノリティー、違い、というテーマが異なる意味で何度も繰り返される構成になっていて面白い。
個人的には、演技演出が過剰で白けるようなところもあったけど、好き好きかも。
嘘の哲学的深淵を覗き込むような感覚がいい。嘘や違いによって人間は苦しみ、悲劇も生まれるが、それが人間らしいということなのかもしれない。
この映画の最も重要なメッセージは、人は自分が正義の側であるという傲慢さのために、悪魔にもなれるし、とてつもない財産を失うこともある、ということか。
サイモン•シンの『暗号解読』を読みたくなりました
映画『イミテーション・ゲーム』を見てきました。サイモン•シンの『暗号解読』でアラン・チューリングの名前は知っていましたが、戦後あんな運命が待っていたのは知りませんでした。
物語はアランのスクール時代と、戦時中のエニグマ解読の話と戦後の出来事を行きつ戻りつしながら描かれます。アランほどの才能があっても、やはりチームの同僚の協力があってこそはじめて偉業を成し遂げることができるというのは印象的ですね。
何より、エニグマを解読したのちに、ドイツ軍に解読したことを悟られないようにするためにしたことの方が衝撃的ですね。
カンバーバッチは実にうまい役者さんですね。キーラ・ナイトレイも好感が持てます。サイモン•シンの『暗号解読』をまた読みたくなりました。
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