イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密のレビュー・感想・評価
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切なさが後を引きます。
暗号解読の話が中心かと思いきや、人間ドラマ。
マイノリティに生きづらさを感じながらそれでも自分の道を突き進む主人公。
まわりと対立しながらもやりとげた偉業は誰にも知られることはなく、そしてその後の人生は孤独で悲しいものとなる。
カンバーバッチの青く深い色の瞳が印象的。
強い意思のなかに、あんなにもさみしくてあんなにも悲しい心を表現できるこの人は本当に凄い役者だと思った。
見終わったあとも切なさが尾を引いた。
ドキドキしない興奮感
ポスターは地味だよね。
予備知識なしにクチコミだけで観に行った。観に行くまではSF系だと思ってた。
ところが軍事スパイものだった。
なぜか、期待していなかった邦画『ジョーカーゲーム』を観に行こうかなって思っちゃうぐらい面白かった!
普通のひとは普通のことしかできない。
普通のことをしているのが一番という考えが一般だった(今もか?)時代にいろいろな個性(←適切な言葉とは言えない)出して結果を出した伝説と言える実話だった。
今みたく、まだ多くの個性を受け入れてる風潮になっていたら、他にも凄いことが起きていたんだろうな。
あ、別に普通のことが悪いってわけではないよ。
普通のひとがいるから、偉業を成し遂げれるひとがいるからね。偉業を認めるのは普通のひとだし。
とりあえず、否定から始めるのはやめよう!人物査定も映画鑑賞も。
物悲しい映画でした。
第二次世界大戦中の実話との事。
時代を感じる当時の考え方が数多くでてきました。
例えば、女性は男性の補助となるような仕事しかできないとか、男性の間で働くのははしたないとか。
人と上手くコミュニケーションを取れない主人公が、同僚となる女性のアドバイスを受け、仲間に認められるようになり、コンピューターを作り出します。
大きな成功の裏には、いくつもの哀しいことが…。
戦いの無意味さ
奇才とか異才とか言われてしまう人達はえてして何かが欠落しているように見えるものなのだけれど、それは見方の方向がそもそもお互い違うだけで…な感想だと考えすぎかもしれないが、「風たちぬ」にもあったそういう部分や嫉妬やエゴを更に際立たせた印象。
戦争が魂に及ぼす影響も合間って見た目以上のボリュームで心に迫ってきました。
「栄光なき天才たち」には及ばない
アカデミー賞授賞式での脚本家のスピーチがやや「狙い過ぎ」で「あざとさ」すら感じてしまった自分だけに、この作品も同様の印象は禁じ得ない。そういうのは林檎の使い方とか定型文をなぞるようなフラッシュバックの多用に現れているように感じた。自称チューリングおたくの本であれば、彼の天才性をこそしっかりと描いて欲しかったものだが、そうではなかったのは物足りないところ。彼の業績で現在性を求めるならコンピュータの基礎を築いたということだったりAIのことなので、暗号解読の過程を映画的なエンタメ性を放り込みながらタラタラと観せられても「思ってたんと違う」となる。まあキーラが数学の秀才役をやっている時点であまり深い作品ではないと覚悟したわけだが。
タイトルも活かせていないので原題よりも邦題(副題)が相応しい。珍しいことに。『her』のような作品の方がチューリングへのオマージュを感じさせてくれた。
確かに主人公の苦悩や個性の重要性を伝えてはいたけれど作品自体に個性が無いからなあ。
クロスワードパズルが世界を救う
採用の条件はクロスワードパズルを6分以内で解くといったエピソードも…
エニグマの話はざっとは知っていた程度でしたがキャスト含めよくできている
ミステリー仕立てになっているので最初から最後まで楽しめました。
やっと観れた。 天才数学者アランチューリング。同性愛者が罰せられる...
やっと観れた。
天才数学者アランチューリング。同性愛者が罰せられる時代、最期は自殺と言うなんとも悲しい結末を迎えるイギリスの隠れた英雄の話。ドイツ軍のエニグマ解読の為、今我々が恩恵を受けているコンピュータの土台?を作った。多分こんな感じの人
イミテーションゲームってAIと人間の質問の答えを第三者にどちらが人間でどちらがマシンかと判断させるゲームらしい。
僕はそんなに面白いとは感じなかったです。
同じく天才をあつかってる博士と彼女のセオリーのが、映像等に特徴があって、話の流れも面白かったなーと思います。
なんか天才と言うより、奇人な印象が残ってますカンバーバッチさん演じるアランには。
アランの過去と現在を交えながら、話は進むのですが、、印象に残って無いんですよ。あまりにも、スルッと観終わったんでね、んー。て感じですね。解読マシンの制作もさささっと出来上がりますしね。しっかりまとめたって感じではないですね。幼少期の頃の話ももっと欲しかったですし。
解読のヒントを得てからの怒涛の進展とかは、魅力ありました。
カンバーバッチさんが好きじゃないのかもしれない。。。
あまりにも残酷で切ない
コンピューターの父と呼ばれる天才の、あまりにも残酷で切ない人生。
チューリングがエニグマ解読のために作った機械がコンピューターの基になった、という程の知識しかなかったので、解読する機械につけた名前、解読成功後の苦渋の決断など、かなり脚色されているとは思うが、興味深いエピソードが多く、とても楽しめた。
今日の社会に、多大な貢献をした人物に対し、いくら時代とは言え、あまりにも酷いことをしたものだ。
ベネディクト・カンバーバッチ好きには良いのでは?
チューリングの特異な人格を、ベネディクト・カンバーバッチが好演していて良かったが、シャーロックの印象が拭いきれなかった巻もある。
ドラマとしては、史実でもそうだったのだろうが、エニグマを解読してから、その事実を隠そうと画策する様が深く考えさせられた。
数学が苦手でも大丈夫
『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』を鑑賞。
1939年、イギリスはヒトラー率いるドイツ軍に宣戦布告し第二次世界大戦が開幕。
イギリスの天才数学者アラン・チューリングはドイツ軍が誇るエニグマ暗号の解読に挑む。
エニグマ暗号は10人の人間が24時間働き続けても2000万年かかると言われる難問。しかもドイツ軍はその暗号を毎日0時に変更すると言う。
アカデミー賞8部門にノミネートされ、脚色賞を受賞した本作、感想としては素晴らしい作品であった。
実話を元にしており、50年間イギリス政府が隠し続けたとしているこの事実。凄まじいとしか言いようがない。
戦争映画でありながら、ドンパチシーンはほとんどない。しかし、終戦を2年以上も早め、1400万人以上の犠牲者を出さずに済んだと言われるほどの貢献度は作品を観れば納得。エニグマ暗号という一見難しそうなテーマだが、数学が得意でない方にも楽しめるように実に分かりやすく作られている点も良かった。
鑑賞前は暗号を解くまでを描いた作品かと思っていたが、解いてからの方がはるかにドラマチックでこちらが本筋となる。詳しくは書かないが、終盤の展開が実に切なく胸を打つ。
同じ戦争(時代は異なるが)を描いた作品でも「アメリカン・スナイパー」とは切り口は全く異なるが、今作も傑作である事に変わりはない。
グロいシーンなど全くないので、戦争映画が苦手な人にも是非ご覧いただきたい作品である。
たとえ彼がただのパズル好きでも
実在の人を映画にした作品ではよく、実像とフィクションの混ざり方が云々されます。この作品でそのヒューマンが浮き彫りになっているアラン・チューリングという人物が、実際「戦争をやめさせるために」との使命感をどのくらい持っていたか、それはもう誰にもわからないことでしょう。それでも、この物語は彼の'ほんとう'の一端を描いているのではと感じました。暴力に懐疑的という述懐も、暗号解読のその後が難しいという言葉も。
彼を演じた主演カンバーバッチが、英国からのつい2年前の特赦に触れて、赦すのは英国ではなく、彼にこそ国を赦す権利があると述べたと言います。アカデミー主演男優賞、彼に与えられるべきだったのでは。
素晴らしい映画
実話をもとにした映画ですが、構造自体はすごくシンプルでとても見やすい作品。アラン•チューリング役のベネディクト・カンバーバッチは本当にハマり役だと思います。
個人的にりんごのシーンが大好きです!
アラン・チューリングなんて名前知りませんでしたが、なるほどこんな事...
アラン・チューリングなんて名前知りませんでしたが、なるほどこんな事情があったんですね。
変わり者の天才数学者役と聞いて「シャーロック」をイメージしてました。
すいませんm(__)m
そんな薄っぺらな役者じゃないですね。
素晴らしい!ベネディクト・カンバーバッチ。
キーラ・ナイトレイも素晴らしい!
痛ましい、美しい映画
俳優さん達の自然で繊細な演技が素晴らしく、時間を行き来する編集が謎めいた効果をあげていた。
チューリングという名前は知っていたが、こういう人とは知らなかった。
変わった人が、その事だけでいじめられたり、罰せられるする事がなくなることを祈ります。
彼の自殺はマイノリティーである事と関係があったのでしょうね。
いい映画でした。もう一度見たい。
第二次世界大戦時に、ドイツ軍の暗号を解読した青年の話。 彼が解読の...
第二次世界大戦時に、ドイツ軍の暗号を解読した青年の話。
彼が解読のために作ったマシーンは、後にコンピューターと呼ばれる基礎となった。
私達が今当たり前に使ってる物は、実は戦争の遺産だって事、知らないだけでたくさんあるんだろうなぁ。
だからと言って戦争を肯定する気には全くならないけど。
主演のベネディクト・カンバーバッジは流石の存在感でした。
次世代のスティーブ・ジョブズを育てる!
と言ってる総務省の方々にも是非見てもらいたいものです。
オススメです!
イメージとのギャップ
ただベネディクト・カンバーバッチ見たさに行ったんです。そうしたらポスターやタイトルの小難しそうな感じとは違って、とても人間味溢れる映画でした。アラン・チューリングが他者から変人、異常者、モンスター扱いされていますが、私は優し くて不器用な人だと感じました。大切な人たちを暴力から守るために自分を犠牲にするところや、暴力から身を守るすべを知らないところ。特に最後の薬物療法を選択するところは胸が締め付けられました。色々考えさせられる良い映画でした。
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