イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密のレビュー・感想・評価
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天才の苦悩と散漫なストーリー ナイトレイの笑顔
情報と戦略を持つ国
事実をもとに描かれた映画ということで、驚愕しました。以前見たエニグマという映画では、これほど詳細に情報収集とその活用が書かれていなかったので、現実ではこれほど冷静に一人の人によって得られた情報によって軍の判断がされていたとは驚くと共に、高度なインテリジェンスが存在する国のあり方に、さらに感銘を、うけました。
我が国は未だにこのような判断力はもっていないのでは?と頭の脇で考えることがやめられませんでした。
ベネディクトカンバーバッチの演技力にもひかれます。その他芸達者なひとが、イギリスには多いですね。
辛い結末ですが、このような映画を、作れる国の今にまた脱帽です。
素晴らしいの一言
今やコンピューターが当たり前の時代。その祖なる先駆者がどのような苦悩に耐え、築き上げられてきたのか。マイノリティであり変わり者である彼が、彼の信念を突き通すことで生まれたもの、作り上げられた歴史に感動しました。
戦争の武器となってしまった知性、とても考えさせられる作品でもありました。
あなたが普通じゃないから
世界はこんなにも素晴らしい
彼女のことばに泣きました。
素晴らしい作品をありがとうございます。
なかなか・・・
暗号解読が成功したことをバレないように味方も見殺しにする冷酷さは、さすが。狡猾とはイギリス人に使うべき言葉なのだろう。
情報を軽視し、部下の戦果報告を鵜呑みにし「勝った勝った」と浮かれ騒いで全滅した、どこぞの国とは大違い。
計算機の動作原理はさっぱり分からなかったが・・・
ULTRAの内情に触れられて面白かった。
知らなかったです。
カンバーバッチ!
アラン個人の内面を、私的な側面からと社会的な側面から丁寧に、かつ大胆に描き出しながら、それでいて、エンターテイメントも忘れないでいる。これは、さすがに脚本のなせる技であろう。
何より、カンバーバッチの演技は素晴らしい。他者に対する受容と拒絶という自己矛盾を自覚的に内在している主人公を見事に演じた。くわえ、少年期のアレックス・ロウザーも、これまた素晴らしい。カンバーバッチ演じるアランの幼少期は、おそらくはロウザーそのものだろうと、だれしも疑わないものであった。
エニグマは、ドイツ軍の暗号の解読という映画のメインストリームだけに関わるのではなく、アランを取り巻く登場人物の性格描写にもかかわり、そして特に彼個人の生きかたそのものの「暗号」を解読することでもあったのだ。
素晴らしい
マイノリティゆえに苦悩した日々。
最後は、とても悲しかった。
だが、天才だからなし得た偉業。
彼が、長生きしていれば、
コンピュータの歴史も
変わっていたかもしれない。
バードマンより、セッションより、
素晴らしい映画だと思う。
面白かった!
期待と不安
前評判も良く、アカデミー賞ノミネートもされていたので上映を楽しみにしていた作品です。
題材もキャストも期待できるものだったのですが、キーラナイトレイが才女の役ってあんま似合わなそう…という不安がありました。実際見てみれば才女といっても、明るくユーモアのある女性役で役柄と女優がとてもマッチしていました。かわいいです。
ストーリーは実話をもとにしているようで、実話特有の救いのなさがあります。ものすごい盛り上がり、山場を期待していたら拍子抜けするかもしれません。
堅苦しく作ることもできたのでしょうが、誰にでも見やすく楽しめるような工夫がされています。貢献したからといって必ずしも報われるわけではないところがリアリティだなと思わせてくれます。
歴史の裏
ロストスターズ
単なる伝記映画としてではなく、取り扱うテーマ自体の興味深さもあり娯楽作としてもかなり優秀な映画だった。
そして、カンバーバッチの演技の素晴らしさ。
個人的には、マイケル・キートンよりも、レッドメインよりも、彼のこの作品での演技が一番好きだ。
チューリング氏を取り巻く人生が波乱に富みすぎていて、伝記映画であるのに上質なサスペンスを観ているかのようなドキドキ感を終始味わえ、そしてまた実話ならではの切なさも突きつけられる。
程よいジョークも効いていて、間違いなく心に残る作品となっている。
それにしても、私はこの史実について詳しくはないのだが、これが50年間国家機密として守られていたということは、今まで作られてきた第二次対戦の映画の持つ意味が大きく変わってくる気がするが、そこのところどうなんだろう。
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