劇場公開日 2015年3月13日

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「天才と女とスパイとMI6」イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0天才と女とスパイとMI6

2021年9月1日
PCから投稿

面白かった。

思い切り偏見まみれで言いますが、
天才って自分が一番天才って思ってる人種かと思っていました。

「難しい暗号ならコンピュータに解読させればいいじゃん。」
って、現代なら思うが、コンピュータがない時代にその発想はやはり天才。
凡人たちは、その考えが理解できない。
アラン以外の天才たちも、それを認めるわけにはいかない。
マシンが解読してしまうと自分が天才であることを否定する理由になってしまうからだ。

マシンに「クリストファー」という名前をつけるアラン。
その名づけの理由が実に人間的。
マシンが完成したのに、なかなか解読してくれない。
解読のきっかけを与える理由が実に人間的。
クラークに、この職場から離れろという理由が実に人間的。

天才ホーキング博士は、AIを研究しながらAIを創造してはいけないと
警鐘を鳴らしていたそうです。
なぜならコンピュータが人間を越えてしまうから。

人間とコンピュータが共生するベストなバランスってどこにあるんだろう。

ベネディクト・カンバーバッチ。
フルネームで呼びたい名前第一位。

にゃろめ