「女性画家の自立への闘い」ビッグ・アイズ SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
女性画家の自立への闘い
印象的な大きな眼の顔を描くマーガレット・キーンさんが、全て自分の作品だとして富も名声も自由していたクズの夫に裁判で勝訴できたのは1986年。現在90代で、元気に描いておられるので良いが、映画を見る限り、世間は数十年に渡って完全にクズ夫に騙されていたと知り、驚いた。
1850年頃フランスの作家コレットも夫に作品を取られていたけれど、それから100年以上後でもまだ同じような状況ということだ。
女性クリエイターの社会での認知度というか信用度は、ごく最近までひょっとすると今でもまだまだ低いのかもしれない、と思った。
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