「めでたしめでたし、ということで」ビッグ・アイズ はまちさんの映画レビュー(感想・評価)
めでたしめでたし、ということで
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ティム・バートンだけど、実話。ティム・バートンはおとぎ話のイメージだったから、見ててもどっかで空想の世界に飛ぶんじゃないかと、変な期待(?)を持ちながら見てしまった。
それでもやっぱり驚くべき話だし、ウォルターの振る舞いには狂気を感じた。たまたまの流れでついてしまった嘘が引き金で、裁判にまでなるなんて。歯止めの効かない欲望が暴走すると、人格というか、その人にとっては記憶すら変わってしまって、もはやウォルターは別人だった。
マーガレットは、自分で書いた絵は自分の子どもだと言っていた。なるほどそういう感覚かと、陳腐な想像だけど納得はした。
最終的には絵も娘も手に入れて、マーガレットはめでたしめでたし。ウォルターはなんか、もうどうしようもないし、なんとかやるだろうって感じで、あんま興味ない。
ビッグアイズの実物が見たくなった。劇中では、怖く見えたり可愛く見えたり、寂しそうに見えたりした。目は心の窓だって言ってたけど、きっと見る人の心情が投影されるような絵なんだろうな。
まだご存命というのも嬉しい限り。
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