「おとぎ話なので、そう肩肘張らずに」美女と野獣(2014) 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
おとぎ話なので、そう肩肘張らずに
おとぎ話の絵本を映像化した、そう思うと十分楽しめた。
ディズニー版(ストーリーは知らないが)もあるので、もっとメルヘンチックかと予想していたのだけど、大人の(それも男の)鑑賞に耐えうる出来に満足。
「山月記」の虎を思わせる野獣の憂い、三匹の子豚を思わせるベルの勇気、人魚姫を思わせる森の精の小さな願い、それぞれどこかの物語の登場人物を連想した。
「日本昔ばなし」にも、たぶん、似たような話が一つや二つありそう。
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