ハミングバードのレビュー・感想・評価
全47件中、21~40件目を表示
アクション映画としては少し期待外れかも
戦争犯罪を犯し逃亡中の兵士と、修道女の心の交流の物語。
ジェイソンステイサム主演作品でアクションも要所にありますが、主題は心に傷を負った二人の人間ドラマだと思いました。
映画としては良く出来ていると思いますが、私のようにアクションを期待して鑑賞すると物足りなさを感じ、評点はやや辛口になります。
これから鑑賞される方は、最初から人間ドラマだと思って鑑賞された方が宜しいかと思います。
嫌いではありませんが…
雰囲気もあって、お話自体も悪くないのですが、皆様のレビューにもありますように“ジェイソン・ステイサム主演作品”としては、ちょっと“違う”感じですね。
この設定だったらオーソドックスに、何らかの理由で軍に追われる元特殊部隊隊員みたいなアクション物にしてくれた方が嬉しかったかな。
面白くなかった訳ではありませんし、これはこれで嫌いではないのですが、期待していたものとは違い残念でした。
アクションだけではないぞ
ホームレスを食い物にする悪党どもから逃れ、天窓から侵入した長期留守の部屋。部屋の主のダイモンに成りすまし、やがて中国ギャング団の用心棒として働くことになったジョゼフ。 ホームレス仲間にはジョーイ・ジョーンズと名乗り、そこで荒んだ心を癒してくれる若いシスターのクリスティーナ(ブゼク)と仲良くなる。
ダイモンの部屋はいごこちがよく、男のヌード写真が飾られていたことから自分はダイモンの恋人だと切り抜けたりする。しかし、彼の過去はアフガニスタンでは報復目的で現地人を5人殺し、それは偵察機“ハミングバード”で撮影されていたのだ。そのため、戦場のトラウマでハミングバードが飛んでいる妄想。自分を取り戻したいがために荒くれた仕事をこなし、心を通わせた女性イザベルを探すのだ。そんなある日、クリスティーナがイザベルが殺されたという情報を持ってくる。彼はイザベル殺しの犯人を執拗に追い求める・・・復讐するために。
“慈善”だとか“復讐”というのがテーマではあるが、クリスティーナ自身にも過去があった。10歳の頃に体操の先生に性的虐待を受け、終には殺してしまったこと。2人とも贖罪を背負い生きていたかのような。そして2人の恋愛も・・・だが、それは10月1日に終わり。彼女はアフリカへと旅立ち、ジョセフは多分捕まった・・・虚しさも残る、アクションだけではないステイサムが見どころだ。
安定のスティーヴン・ナイト!!
「イースタンプロミス」、「オンザハイウェイ」でスティーヴン・ナイトの都会派ハードボイルドのファンになったので、安定の内容に安心して観る事ができました。数あるステイサムのシンプルな無双アクションを期待すると、より静かで雰囲気重視なため少し違うので、平均評価が低くなっていて残念ですが、スーツの着こなしやゲイ(の振り)演技の表情等も含め、とても格好良く撮れていると思います。ヒロインはシスターの格好じゃないと、ナルニアの魔女みたいで萌えませんでした。
哀愁ハードボイルド
元○○とか裏社会とかあらすじだけ見るといつものステイサム・アクションのようだが、これがなかなか渋みと哀愁のあるハードボイルドだった。
特殊部隊中に犯した罪から逃げるように、ロンドンの路上でホームレス生活を送る主人公。
その時心を通わせた少女が何者かに殺された。
裏社会に潜入し、復讐を誓う…。
冒頭、ロン毛にヨレヨレの服装、ボロボロの姿にステイサムと気付かなかったくらい。
その腕っぷしを活かして、チャイニーズ・マフィアの“何でも屋”になってからはいつものスキンヘッドにビシッと着こなしたスーツ姿。
確かに最初、主人公が何をしたいのかよく分からなかった。
でもそれは、主人公自身が今逃げおおせて生きている意味も目的も定まっていなかったからだと思う。
殺された少女の為の復讐は、罪に罪を重ねているに過ぎない。
彼自身もそれは充分分かってたかもしれない。
結局罪を重ねる事しか出来ないろくでもない自分。
そんな自分に何が出来るか。
せめてもの罪滅ぼしなどではない。
せめてもの自分が出来うる人間らしさとして。
シスターとの交流。同じく暗い過去と罪を背負い、淡く惹かれ合う。
別れた妻子への想い。娘へ贈る写真と、握手…。
派手なアクション・シーンは無い。
そんな人間臭い姿が、いつものステイサムよりカッコよく、図らずも目頭を熱くさせた。
それらを踏まえ、やはり当代一ハードボイルドが似合う男だ!
意味がよくわからない
何がなんだかよくわからないまま終わっちゃった。ジェイソンステイサムって、当たりとはずれが両極端だなぁと思う。
しかも、予告編がおもしろそうだから、けっこう騙されて観てしまう。
けっこう90分くらいの作品が多いから最後まで観れるけど……
いつもとは一味違うハードボイルド・ステイサム
ド派手なアクションを繰り広げる肉体派ジェイソン・ステイサム映画もいいですが、こんな男臭い哀愁漂わせるハードボイルド・ステイサム映画も悪くないものですね。
まあどうしてもジェイソンにはアクションを期待せずにはいられませんから、どこか物足りない気持ちは無きにしも非ずでしたが、ストーリー構成は何とも味わい深いものがあって個人的には好みの内容でしたから、地味ながら面白かったしグッと来るものもあった映画でしたよ。
しかし序盤のショボくれたジェイソンの風貌にはビックリでした!
ホームレス生活をして逃げ隠れしていたジェイソン演じる脱走兵ジョセフの禿げた汚らしいロン毛姿が、あまりにもリアルすぎて最初はジェイソンだと気付きませんでした(笑)
ロン毛を剃って普通のジェイソンに戻ったらカッコ良かったですから、薄毛になったらとりあえず坊主にした方が、人生楽しく生きていけることだけはよ~く分かりました。
そんなホームレス・ジェイソンの復讐劇、としては意外にもあっさりな結末に、やや肩透かしを食らった感は否めないですが、あくまでアクション映画ではなくハードボイルドな男の話として作品を作り上げようと言う気概は感じ取れましたから、まあこれはこれで渋くて好感の持てる作風ではありました。
戦場で負ったトラウマから、逃げ続けている自分を見つめ直し、罪を受け入れ更生しようと行動する姿は、哀愁たっぷりでグッと来ましたよ。
このストーリーにハードなアクションはいらない、このぐらいでちょうど良かったと思いました。
ジェイソンと修道女の心に傷を負った者同士の一時の恋模様も、切なさたっぷりで地味ながら作品に厚みを持たせてくれましたね。
お互い共鳴しつつも、向かう方向性は違う二人、う~ん切ない、またいい歳した修道女が時折見せる少女な部分が、たまらなくいいんですよねぇ。
でもドレス姿はオバサンチックでちょっと似合わなかったかな(苦笑)
まあ全体的にはジェイソン映画としてはホント地味でしたし、爽快感もない話ではありましたが、珍しくメッセージ性もあったりで、ちょっといつもとは違った趣を感じられた映画でした。
嫌いじゃないな
序盤の髪の毛ボサボサ弱っちいステイサムになんだか残念な気がしながら進めていくと、髪を剃ったあたりからいつもの完璧なステイサムが
登場してスカッとします。
でもせっかく見つけたイザベル殺しの真犯人をあっけなく殺しちゃうんだなぁ。
しかし、ん?
ストーリー全体としては心に穴を持つ修道女とPTSD元兵士がお互いの心の穴を埋め合う話がメインであり、この映画のテーマだ。
だったらあっけなく真犯人を殺してもいいのだな。メインテーマはそっちじゃないから。
でもそうするとステイサムの持つ「完璧さ」の雰囲気が邪魔なんだよなぁ。イマイチ感情移入しかねる。
だったら最初の髪ボサボサ弱いステイサムの方がテーマに合ってるのに…。
となるとステイサムはミスマッチということか?残念。
常に暗い
ジェイソン・ステイサムらしいアクションシーンもあるのですがそんなにたくさんあるわけでもなかったのが残念。メインの登場人物もあんまりいないので常にジェイソン・ステイサムとアガタ・ブゼクが登場している感じでした。
暗いシーンばかりで退屈でしたし最後の終わり方もハッピーエンドなのかそうじゃないのか微妙な終わり方で残念でした。
アクション最適!!
この程度のアクションが良いです。
いつもはやり過ぎ!!の感があるので・・・・
話としては面白かったのですが、彼は誰を欲しているのか?
やはり、最後は一人にしぼって欲しかった。
今回の特筆すべくはシスターですね!!
なぜ、ハミングバードなのか分からなかったのが残念。
ステイサム
ジェイソンステイサム。ロンドンアンダーグランド、チャイニーズギャング、アフガニスタンの記憶、修道女、バレエ、ホームレス、人身売買、イギリスに密入国するチャイニーズ、性的虐待のトラウマetcてんこ盛り。画が弱いので、乗り切れないが、消して悪くない。なんか根岸吉太郎を思い出す。似てないし、根岸の方が全然上なんだが。
戦争の遺物
戦争でPTSDを患った主人公の復活・復讐が描かれている。
真っ当な人生に戻ることができず、闇社会に生きてしまう男。
彼が何を失い、何に出会い、どう変わったか。
静かな復讐劇が楽しめる、大人の映画である。
全47件中、21~40件目を表示