「アクションだけではないぞ」ハミングバード kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
アクションだけではないぞ
ホームレスを食い物にする悪党どもから逃れ、天窓から侵入した長期留守の部屋。部屋の主のダイモンに成りすまし、やがて中国ギャング団の用心棒として働くことになったジョゼフ。 ホームレス仲間にはジョーイ・ジョーンズと名乗り、そこで荒んだ心を癒してくれる若いシスターのクリスティーナ(ブゼク)と仲良くなる。
ダイモンの部屋はいごこちがよく、男のヌード写真が飾られていたことから自分はダイモンの恋人だと切り抜けたりする。しかし、彼の過去はアフガニスタンでは報復目的で現地人を5人殺し、それは偵察機“ハミングバード”で撮影されていたのだ。そのため、戦場のトラウマでハミングバードが飛んでいる妄想。自分を取り戻したいがために荒くれた仕事をこなし、心を通わせた女性イザベルを探すのだ。そんなある日、クリスティーナがイザベルが殺されたという情報を持ってくる。彼はイザベル殺しの犯人を執拗に追い求める・・・復讐するために。
“慈善”だとか“復讐”というのがテーマではあるが、クリスティーナ自身にも過去があった。10歳の頃に体操の先生に性的虐待を受け、終には殺してしまったこと。2人とも贖罪を背負い生きていたかのような。そして2人の恋愛も・・・だが、それは10月1日に終わり。彼女はアフリカへと旅立ち、ジョセフは多分捕まった・・・虚しさも残る、アクションだけではないステイサムが見どころだ。
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