天の茶助のレビュー・感想・評価
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世界観が合わなかった
地上に生きる人間たちの人生や運命のシナリオを書きつづる天界の脚本家たち。そんな彼らのお茶くみ係である茶助は、自分が不用意に発した言葉により天界のシナリオが書き換えられ、人間界で生きるユリが交通事故で死ぬ運命であることを知る。ユリを助けるため人間界に降りた茶助は、ユリの暮らす沖縄に向かうこととなる。最終的には茶助はユリを助け、2人は幸せになる。ストーリー展開や世界観についていけなくて面白さが半減。期待外れに終わった。
テーマが入ってこなかった
う~ん、、、悪くはない、、、けど普通かな。
シナリオを天で書かれているっていう設定や
どんどんキャラの濃い人たちが出てくることとかは
飽きずに見ていられるんやけど
なんかテーマが入ってこなかった。
ファンタジー好きとしていうなら
ユリになんで惹かれたか
ユリがなんで茶介の為に声をとりもどしたか
そういうのがベタにわかる方が好きかも。
けど松ケンの妹役してた子めっちゃかわいかった。
そこが一番ストライクでした^q^
よくわからない
人の人生が脚本家のシナリオに沿って進んでいるというのは面白い。
ボロボロの服を着た茶助。
なんでボロボロ?
祭りの真っ只中に舞い降りても誰も何も突っ込まない。
姿が見えないのかと思いきや種田に声をかけられる。
うーん、よくわからない。
心肺停止で病院のベットで死んだように見えた茶助。
次のシーンでは病院の屋上に立ち、街を彷徨い…
脈略のないシーンが間に入ったり、展開が唐突すぎて理解しにくいシーンが多かったです。
ただ女性を救うだけの話かと思いきや、突然の念力には、えっ!?て感じでカッコよかったですけど、そんな力あるならもっとどうにかなっただろうとか。
念力を使えるのにわざわざ首を噛み切ったり、わざわざ作り物の羽根を背負ったり、演出が不思議でした。
め茶子は面白かったかな、短かい登場だったけどインパクトは強烈でした。
監督が作りたいものを作って私は置いてけぼりをくっているという印象の作品でした。
不思議な色使い
最初の天のシーンの全体が黄色がかった色使いが印象的でした
黄色というのは 今まで多くの映画を観てきましたが
初めてのような気がします
色々な要素を詰め込みたような気がします
人生は天にいる者がシナリオを書いていて人間はその通りに生きて
いるという発想は面白かったです
でも全体的に間延びしてちょっと退屈しました
でも 光を使ったり 独特の映像演出は良かったと思います
松山ケンイチのアクション、疾走シーンはなかなか見応えある。
天の脚本家のお茶汲み係である茶助が、沖縄の細い路地を全速力でかける姿は素晴らしい。松山ケンイチの走り姿は全力で、カメラの撮り方も後ろから横から手持ちなど、いろんな角度や方法で撮られてて疾走感が凄い。モーションピクチャーでの映像も感情を感じるし、全力疾走との比較としての意味もあるのか?こだわりなのか?分かりませんが、時折、いらねーなこの映像とか思っちゃった場面もあったけど、総じて良かった気がする。
沖縄が舞台なので、エーサーなどの映像出てきますが、なんかお話との不整合って言うのか、違和感がありありとしたかな。
天界?の光の映像や曇りがかった映像演出とか茶助とユリとの謎のダンスシーンでの光の使い方とかは見事、、、だけどお話の流れとしてはハテナだったな。
ハッピーエンドで素敵な話ではあります。でも、脚本がテーマで脚本が残念て笑
話に無茶があるなら、もっと超絶に役者生かした映像やド派手なアクションとかで誤魔化して欲しかったな。この話で納得は出来ないよ。鼻で笑われてもしょうがない。ただ、良いところもいっぱいあった。
コミカルに撮ろうとしてたけど、黒いスーツをだらしなく着ている松山ケンイチにはタバコの一本でも吸ってもらってクールに天使やって欲しかったなとか勝手に思ってます。そんな主人公がボケをかましたりつっこんだりした方が今回は良かった気もするよ。
原作既読
お久しぶりのSABU監督作、映画館でとなるとMONDAY以来だから10年以上前でしょうか。兎にも角にも邦画界で今では稀少となったオリジナル脚本で映画を制作している、制作できる監督ですね。SABU監督作の特徴としては、物語は結構強引に、芝居は役者冥利につきる感じで、そして、なにより疾走感を感じられる作風です。
というわけで、今作を鑑賞しました。まずは原作既読組としてはどうしても腑に落ちない設定の変更「舞台を沖縄に変更」に触れなければいけないでしょう。原作としては中野ブロードウェイとか吉祥寺位の都市の商店街が舞台になっているイメージだったんですが、沖縄に変更されていました。これがなぜ問題なのかというと、沖縄の必要性が全く感じられないどころか、沖縄が邪魔になっているんじゃないかとすら思えてきます。たまたまロケ地候補が沖縄なだけなのかも知れないですが、エイサー隊や沖縄のアーケード街を出した以上、死生観や価値観、文化など本土とは違う流れがある沖縄に特別な意味をもっているのかと勘ぐってしまいました。物語としては原作とほぼ同様ですが、沖縄の描写分、物語の尺が減ってますから、予想以上に「唐突」な印象です。ただ、そこを「疾走感」と捉える方もいると思います。今作で見直したのは主演、松山ケンイチ、今作では彼の実力如何では物語自体が成立しない難しい役を見事に演じきっています。昔の青二才な面影はどこへやら、完全に主演を張れ実力派俳優がいました。その昔、SABU監督と堤真一がそうであったようにSABU監督と松山ケンイチの相性の良さに、これからも期待せざるを得ないです。
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