劇場公開日 2014年12月20日

「矢口監督の二の舞か…涙」バンクーバーの朝日 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0矢口監督の二の舞か…涙

2014年12月23日
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鑑賞方法:映画館

単純

シェフは一流、なのに出てきた料理はファミレス並み…な一本。

食えるし不味くは無い…けど、喜びが一切無い。
監督らしさが一切感じられず、本当に工業製品の様な印象。

宮崎あおい、ユースケ・サンタマリア、本上まなみ等々…
無駄に豪華な脇役が、一切本筋と絡まない時点でただの邪魔。
野球にも人間ドラマにも寄らない、半端過ぎる物語。
これだけ揃えたら、敢えて映画にする為で幾らでも面白い工夫が出来るのに…
サボりか阿呆としか思えない、とにかく脚本が酷い!

そして妻夫木氏、佐藤氏、妹役以外の演技と配役の微妙さがね…
浮いてるんだよ、ハッキリと。
今回も抜群の棒読を提供してくれる池松壮亮とか…苦笑
「野球」で選ばれたであろう亀梨氏が、頑張れば頑張るほど異物感を出すとことか…

そんなN○Kのドキュメンタリーにも負ける様な、空虚な物語が134分も続くって!
どんだけ弛んだ編集なのよ?
とにかくグダグダで締まりが無い演出。
亀梨氏の投球のスローモーション、立て続けに2度も繰り返す必要があるのか?!

日本の若手監督の中で、一番確かな石井監督の仕事が…
このレベルの仕上がりに貶められる、今の邦画界の怖さ。
と言うよりも、「テレビ局映画」の怖さ。
奇しくも妻夫木氏繋がり、「ウォーター・ボーイズ」、「スウィング・ガール」以降の矢口監督の姿がダブってしょうがない…

嗚呼、フジテレビ映画!涙

レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ