人生はマラソンだ!のレビュー・感想・評価
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クールランニングのおやじ版な作品。
破産寸前の修理工場再建のために、中年社員4人(社長含)が人生の勝負に駆けぬける。
フルマラソンで全員完走したなら、スポンサーが借金の肩代わりをしてくれる。
走りとは無縁だった4人が、互いに励まし合い、罵り合い、家族愛に目覚め、ゲイに目覚め、
笑いと涙でスタートを切る。
良品。
【オランダ映画の少しシニカル要素も絡めた、コメディレベルの高さに驚いた作品。】
- メタボな中年男たちが、破綻寸前の工場を再建するため、愛する家族と仲間のためにフルマラソンのゴールを目指す姿を描き、本国オランダで大ヒットを記録したハートフルコメディドラマ。-
・今作、ハートフルコメディドラマとして描かれているが、ほのぼの風味も良くって、面白かったですよ・・。
<2014年8月24日 安城コロナシネマワールドにて、鑑賞>
“自由の国”オランダを見た
結構前に公開された作品なので、ネタバレもしています。
2012年10月オランダ本国で公開されると、日に日に口コミで動員を増やして、最終的には、10週以上のロングランヒットとなった作品。同じころに公開されていた『007 スカイフォール』に次ぐ第2位に2週連続ランクインも果たしている。
いやぁ、“自由の国”オランダって言う感じですね。特に、ギーア。彼はガンを患っていて余命幾ばくも無いのですが、治療ではなくマラソンを選んでいます。プラス面、マイナス面を勘案して、本人の選択に委ねるところ、その辺りが本当の“自由”なんだと思います。結果としての責任も、自分が追う訳ですしね。売春も、ドラッグも、安楽死も合法化されている国。そう言うオランダを垣間見した気がします。
話としてはねぇ、「やっぱり、そうなるよね」と言う、サプライズは無いストーリー。それが、オランダの普通のおじさんたちの日常生活に投射されています。パッと見「だらしねぇな」と思わずにはいられないところもありますが、そんな普通の人の日常は、そんなものなのかもしれません。
試走のため、ロッテルダムからアムステルダムに行くのですが、アムステルダムが、地元ロッテルダムのサッカーチームのライバルの地?と言う事の描写は、普通の日本人には、ちょっとわかりにくい?
ロッテルダムマラソンのシーンは、ロッテルダムマラソン事務局の全面協力の下、カメラを8台投入して撮影したそうです。普通のロケじゃ、あの臨場感は出ないよね。
いや、中々面白かったです。R15+指定と言うのは、まぁ、ね(苦笑)
こっちを見て! ねえ、見て!
心に余裕がないせいか、このダメなおっさん達に優しくなれない自分がいます(笑)
なので、110分のうちの100分がちょっと苦痛。
最後の10分で、やっと意識が覚醒しました。
ただ言いたいことは、よく分かります。
だけどそこを敢えてふんわり、説教臭くならないように、最近の宮崎駿的にならないように、緩く伝えようとしているのに、この直球邦題にびっくり。
仲が良かった奧さんには、病気のことは言わない。
仲が良いからこそ言えない?
結局、娼婦の奧さんは良い母にはなれない?
クリスチャンの奧さんこえー!けど最後には分かってくれるんだよ。
男の友情に涙!
でもマラソンしてもいいから、ダラダラ仕事してもいいから、ちょっと奧さんに真っ直ぐに向き合おうよ。
てか、女は向き合って欲しいんです。はい。
もちろん、マラソンしてる姿から、色々と察することもできます
よ。
当たり前です。妻なので、察したり、推し量ったりできます。
でも、こっちを見て!
ねえ、見て!
すみません。愚痴です。
あ、ランニングシューズ店の店員さん、むっちゃイケメン。でもさりげなくちょいちょい出てくるけど、ストーリーには直接は絡んでこない。そういうとこ、いいね。
オヤジがダサ格好いい。
えっ?この場面で差別発言するか?って以外は良かった。ちょいお下品なオヤジ達が余計に良かった。これが2枚目俳優なら感動も半減なんだがあのオヤジ達だからこその感動があると思う。ストーリーもシンプルだけど色んな家族構成があってストーリーがより盛り上がってます。
おじさんたちが良い!
序盤の4人のクズっぷりは本気でイライラするほど。物語後半に向けて真面目になり、優しくなり、熱くなっていく登場人物たち。
マラソンのシーンはほとんど泣きながら観た。
最後はあんなの犯罪だけど、笑ってしまったし、“5人“のガッツポーズにまた泣いた。
マラソン人生完走。
タイトルを見て、確かに人生ってマラソンだよな、と思う。
なにしろ長い。キツイ。ケガをする。バテる。しかし頑張る。
そんなこんなの繰り返しで人間は歳をとっていくものだけど
今作はそんな説教めいたことは何にも云わない。
冒頭からメタボな親父たちが仕事そっちのけでカードゲームに
興じている姿がいつまでも流される。何なんだ、この親父たち。
ついに税金滞納がバレた経営者はスポンサーを口説き落とし、
ロッテルダム・マラソンで全員が完走したら工場を救って!
なんてのたまうが、初めはまったくやる気なし。どこにでも
いそうな中年親父が本当にフルマラソンなんて走れるの!?と
誰もが彼らを心配するが…。まさにオランダ版フル・モンティ。
どこまでも温かい家族や友人の力は偉大であると、最後まで
諦めない4人の奮闘ぶりに胸が熱くなる。意外な悲劇を生む
ラストには驚くが、その後の〆は笑顔になれること請け合い。
從頭到底。
鶴岡まちなかキネマにて鑑賞。
旅先で映画館を訪ねるのもなかなかオツなものでして…。
フレンチレストラン併設、ってあまりないんじゃないでしょうか。
さて、本作。
冴えないメタボ親父達のヘタレっぷり、掛け合いに笑う。まぁ、笑っている観客自身にも似たようなトコあるよなぁ、と気付かされたり。
走ることにより得られるコト、楽しさ、辛さ。人生で得られるコト、楽しさ、辛さ。
そして、…。
笑いと共にあるもの、その先にあるものに、改めて目を向けることができたかな。
いろいろと複雑な一本。
予想通り…にはいかないラストが見事な一本。
ダメ男たちの燃える再起奮闘ものは、やはり安定感バッチリ!
それぞれの家庭の事情を絡めた作劇も見事。
そして複雑な想いを残すラスト。
しかしながら…
オランダ映画を数多く観た訳ではないが、今作にしてもとにかくクズがクズ過ぎて、感情移入がし辛いのが難点。
余りに身勝手に動く主人公たち、余りに差別的な軽口は、引いてしまって笑うことが出来ないレベル。
オランダ人って、こんな人種なのか…?
マラソンってきつい、けど最後まで走りきれば
ストーリーの2/3はありきたり、あらすじから想像できる。でも、残り1/3の最後の方が、この映画の魅力。後悔しないよう人生を精一杯生き抜く強い意志と温かな仲間たち、静かにでもずっしりと心に響く映画
メタボなマラソンランナー
メタボなマラソンランナーだから自分にオーバーラップする箇所多数あり。フルマラソン挑戦途上なのでホントに感情移入してしまう。頑張ろうと思う。そして最期の終わり方も納得出来る。マラソン走って、病気してれば判る。
ありきたりな感じかと思ったが
イギリス映画でよくある、サラっと観られる人生再発見系…とひとくくりにできない重みがあった。
年甲斐もなくダラつくおっさん達の姿が笑わせてくれるけれど、そんなおっさんら一人一人が背負っているものもきちんと伝わってくる。
良くも悪くも規格外なおっさんらは、魅力的でした。
それにしてもビール好きだな〜。
日本のおじさんたちが共感するか
ストーリー6.5、演技7.0、芸術6.5、エンターテイメント6.0、総合6.5
初めてのオランダ映画。やっぱりオランダはオレンジ色なのか、マラソン当日はオレンジが目立った。マラソン版のフルモンティだが、おじさんたちの冴えない度はこっちのほうが上かな。ロッテルダムが舞台だが、アムステルダムに対する印象が面白い(同性愛者が多い?)。四人のおじさんたちのそれぞれの苦労(厳格な信者、売春婦、同性愛者?食道癌)のうち、日本のおじさんたちが共感するのは食道癌だけかな。アムステルダムから船で帰るのに??というのはあるが、ストーリーとして爽快感あり、最後もおじさんたちが車椅子押すのがgood。
佳作
主人公たちがそれぞれどうしようもない困難に直面しているので、走るシーンにカタルシスがある。そして人生を半分投げているからこそできる破天荒の数々。あんな風に生きられたら辛いけどきっと楽しい。丁寧に観ていくとそれらの困難の原因も会話やシーンから読み取れるような仕掛けがしてあるがこれは人を選ぶかもしれない。みなまで言わず想像力に任せるのはCM業界出身の監督ならではの手腕か。「ブラス!」のような映画が好きな人はハマると思う。館内からは鼻をすする音がちらほら聞かれた。
素直に・・・
ストーリーは、単純で素直に楽しめました。
主人公のオッサン達のキャラクターも良かったし、いろんな夫婦や親子の形を見ることができました。
ラストシーンが、ちょとしっくり来ない感じでしたが、それも有りかと・・・
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