「車好きにはたまらない1作」ニード・フォー・スピード カピバラさんの映画レビュー(感想・評価)
車好きにはたまらない1作
カーアクション映画と言えば「ワイルド・スピード」
でしょう。今年最新作の公開も控えている大作です。
そんな中、誕生した本作はゲームが原作のかなり純粋過ぎる作品です。
「ワイルド・スピード」はシリーズ初期はカーレースを徹底的に突き詰めた作品で、ストーリーもそれに合ったものでした。しかし、4作目から段々と話が大きく膨らみ、カーアクションという枠組みを越えたのではないかという成長っぷりを魅せてくれました。
本作はそんな初期の「ワイルド・スピード」を思い出させてくれる作調で、懐かしくも、新しくもあります。レースシーンは臨場感やスピード感が味わえて素晴らしいです。カメラワークもバッチリです。
車を一台一台格好良く撮っています。
また、なんといっても車に興奮興奮!
車だけなら今までのカーアクション映画で一番ではないでしょうか。
少し車の紹介をすると…
ランボルギーニ セスト・エレメント
出ましたランボルギーニ。この車は「ガヤルド」をベースに作られたもので、ボディーにカーボンファイバーを使用し、徹底的に軽量化された一台。
重量は999㎏!世界に数台しかない三億円の夢の車。
ケーニグセグ アゲーラR
スウェーデンのスーパーカー。主人公の乗っている赤い車です。本編には3台登場し、1台はぶっ壊れます。
最高速度は440㎞/h。「車」と言うものの中で1番 速い車です。
ブガッティ ヴェイロン
最後のレースに登場したブラック/オレンジカラーの車。フォルクスワーゲンからできた車で、16気筒のハイパワーエンジンからは400㎞/h超えのスピードがでます。値段は2億円と少し。
ちなみに、ビートたけしさんはこの車を購入したそうです…
シェルビー・マスタング GT-500
本編でも伝説的な存在と語られる、キャロル・シェルビーによってチューンアップされたマスタング。
登場する車の中では最も手に入れやすい。
本作ではかなり活躍する1台。
マクラーレン P1
最近なにかと人気者な車。
そこまで活躍する車ではないが、未来感溢れるデザインはなかなか印象強い1台。事故ってひっくり返りますが。
GTA スパーノ
スペインのスーパーカーで、限定99台で生産された車。登場車のカラーはイエロー。
日本では馴染みのない車です。もちろん格好いいです。フロントガラス付近にパトカー(ダッジ・チャレンジャー)が突っ込んで大破。
サリーン S7
アメリカのハンドメイド車。スティーブ・サリーンの会社から産み出された1台。登場車のカラーはシルバーです。最後のレースで1番 始めに事故る車です。
2007年公開の「レッドライン」と言う映画にも登場します。
グラン・トリノ (1969)
冒頭のレースで主人公が乗っていた車です。活躍はここだけですが、クラシック・カー好きにはたまらない1台でしょう。
このレースではポルシェ911等も走ってます。
メルセデス・ベンツ SLR マクラーレン
派手なアクションはありませんが、一応紹介します。
流線型フォルムが美しい1台。
ちょろっと映った車でも、
ランボルギーニ ガヤルド(おそらくバレンティーノ・バルボーニ)
等々の高級車が出てきます。
それをCG無しでぶっ壊す当たり、流石です。
長くなりました…