「 ソロモンの偽証に出演した若き俳優たちの今について、考える事」ソロモンの偽証 後篇・裁判 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
ソロモンの偽証に出演した若き俳優たちの今について、考える事
この、傑作学園群像劇が上映されてから、4年半が経つ。
この作品が、傑作足りえたのは、過酷なオーディションを生き残った33名の当時名もなき、若者達の魂震える演技が(いや、演技という言葉を使うのも憚れる)支えているのは、観れば分かる。
メインキャストの数名について
・藤野涼子さん ”クリーピー偽りの隣人”(香川照之さんの怪演が凄かった)を初めとして、朝ドラ”ひよっこ”でも存在感溢れる演技は忘れ難い
・石井杏奈さん この作品での悲痛な演技は忘れ難い。ダンサーとしてもご活躍で才人
・清水尋也さん この方はもはや一流の俳優。今年の”ホットギミック ガールミーツボーイ”の演技は凄かった。背の高い、超イケメン俳優になられている。
・富田望生さん 完全に独自のポジションを確立されている。映画作品の出演数も安定しており、益々のご活躍を。
・前田航基さん この方もお笑いをベースに着実に活動をされている
・望月歩さん 素晴らしい資質が未だ完全に発揮されていない。気になっている方の一人
・板垣瑞生さん 最も、やきもきしていた方。この作品で日本映画批評家大賞を受賞し(でも、私は賞には余り興味がない、申し訳ない)、期待していたNo1なのだが、”響” 上述の”ホットギミック ガールミーツボーイ”でも印象が薄く(すいません)、「初恋ロスタイム」で漸く、魅力の一部を発揮してくれた。
全く「ソロモンの偽証 後扁」のレビューになっていないが、お許し願いたい。前編のレビューに記載した通り、傑作であるからお時間のある際に観賞いただきたい。
<何だか、若手俳優陣たちの親類縁者のようなレビューになってしまったが、思い入れのある作品で頑張っていた若手俳優さんたちの行方は気になるのである。>
<2015年4月11日 劇場にて鑑賞>