パッセンジャーのレビュー・感想・評価
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愛を感じる映画でした。
SFラブストーリーと書いていますが、最も主人公ジムが孤独を感じる中で、人間の心理が伺える映画でした。
また最も印象的だったのは、最後のシーンで
自分の人生を奪われながらも、ジムと共に宇宙船という、限られた空間の中で生きて行く事を選んだオーロラの姿に感動しました。
途中、真実を知ったオーロラがジムに恨みを持ちながらも、生死の境地に立った時、「あなた無しじゃ生きていけない」という言葉が魅力あり、オーロラの愛を感じます。
目的地到着寸前(2人が亡くなった後)、冬眠から覚めたクルーが船内を見ると、そこにはあるはずの無い森や鳥の姿が。
2人が宇宙船で生涯共にすると決めた後、亡くなるまで何をしてきたかを描いたシーンだと思うので、そのシーンに気持ちがほっこりしました。
ジム=クリスプラットは、
最近最も人気のある俳優さんですね。ご存知ガーディアンズオブギャラクシーや、ジュラシックワールドで主役として出演しました。今作では、今までにあまり見られなかった、悲しい表情や辛い姿、お茶目な姿などが多く見られる作品なので、とても魅力があります。
オーロラ=ジェニファーローレンスは、
ハンガーゲームの時はあまりパッとしない印象でしたが、今作では考えられないほど色気ある女性になっていました。正直どタイプになってしまうほどでした笑
金髪ショートが似合うのか、顔が大人になったのか?笑
アーサー=マイケルシーンは、
トワイライトなどに出演した有名な俳優さんでしたが、なんと俳優引退をされたそうで…今作が最後の作品なのかな?
本当かどうか分かりませんが、本当ならとても残念です。マイケルシーンを知っている方は、良ければ最後の彼の姿を是非見に行って下さい。
評価は人によってそれぞれですが、総合的に私個人としては今まで見た映画の中で、かなり上位の映画でした。
ただのSFでは無く、人間は孤独になった時どうするのかという心理や、絶望的な中でもお互い求め合う所などが本当に魅力的で、見終わった後感動しましたし、2人の暖かい愛を感じたのですごくいい気分にもなりました。
これは是非、映画館で観るべきです!
予告編は気にしちゃ駄目ですw
ちょっと相違が出るんでw
映画館だからこそ味わえる迫力や感動があるので、是非見て下さい!!
どうしてそこで諦めるんだそこで
他者レビューよりツッコミどころ満載となにかとSF考証のつたなさが目立つ作品でした。
宇宙船の自己診断プログラムやシステムは完璧ありきのAIの対応はさておき、不測の事態に陥った原因の冬眠システムについてどうしても疑問点がいくつか浮かんでしまう。
劇中でオーロラが入植惑星に到着後1年で地球に帰ると言っていたが大規模な施設が必要なのにどうやって再冬眠につくのだろうか?
おそらく入植惑星で冬眠用のプラントでも建てるつもりだったのだろう。にしてもそのための設備や機械部品はコンテナの中に入ってるのだから万が一に備えて宇宙船内で再冬眠できるような設計にしなかったホームシック社(違)の罪は大きい(でも宇宙船のデザインや内装は好きよ。ほんとあんなとこなら住みたいのよさ)。
クライマックスで真価を発揮する医療ポッドの科学力があってどうしてそれが出来ない…そのギャップにもやもや。
そしてその医療ポッドにより擬似的に1人だけ冬眠(代謝を低下させる)できると知った2人は結局使わない選択肢を選んだが、ちょっと待て、その擬似冬眠何回も使えないのか?
残り88年の航海を2人で1年ずつ交互に冬眠しあえば半分の44年の老化で入植惑星に着けるのではないか?30代の2人なら寿命ぎりぎりに間に合う可能性はないか?(そうすると1年に1回愛し合える織姫と彦星みたいなロマンスになっちゃうけど)
とまぁ結末をガン無視しながら悪足掻きのような考えにふけっていたが織姫と彦星のような刹那的な逢瀬より誰にも邪魔されない自由気ままな生活を選ぶよな普通。よかったよかった。と勝手に納得して帰りました。
とまぁSF考証のつたなさなんてのはこうどなえすえふがみたいおたくがぐちぐち考えることであって、ストーリー通りのターゲット層のカップルなんかにはオススメできると思います。
仮に自分がオーロラの立場だったら「人生を台無しにされた」「これは殺人よ」と憤ったままいられるか?
「自分が先に目覚めてたら同じことをしていたかもしれない」とジムを許せないだろうか?
鑑賞後に最愛の人と語り合ってください。隣にいるのが見ず知らずの他人でなくてよかったと思えるでしょう。
ちなみに私はレイトショーで鑑賞したのですが客が誰もおらずひとりぼっちという最高の映画環境でしたので星プラス1の評価です。
幸せ遠征
設定良し、キャスティングも良し、美術も良し。でも何かスッキリしないのはSFと思って臨んだからだろうか。これは紛れもなくラブストーリー。だから予告編で「宇宙版タイタニックだ」と釘を刺していたのだな。
いわゆる漂流サバイバルモノ、ぼっちモノの舞台が海から宇宙へと変わりつつある中、登場したのが今作。まだまだ色々できそうだ。「宇宙版ポセイドンアドベンチャー」とか「宇宙版アナタハン事件」とか。
スッキリしない理由はエンディングにもある。悪くはないんだけど、そう来たかと。多分何パターンか用意したんだろうけど、もう一捻り欲しかった。子どもを産んで、1つしかない医療用ポッドで冬眠させて託すとかね。
ところでアンディーガルシアはあれで幾らギャラを貰っているのだろうか?多分2秒位だと思うんだけど。
ストーキング・ホラー
もしもこうだったら…
予告でもあるように冬眠状態から早く目覚めてしまった男の話。もちろん後からオーロラ(ジェニファー・ローレンス)も目覚めてしまう。
そーいう展開で来たか~となかなか面白い。
宇宙での孤独映画って他にもいろいろある。宇宙の美しさや宇宙船の中の未来的設備とかも大切だけど、孤独や活路とか窮地だったりと脚本や映像美の他にも役者個人の演技力も大切な1つになってくると思うわけで…その点クリプラだとやや役不足だった気がする。ジェニファー・ローレンスは良かった。
(クリプラのことは嫌いではありません。むしろ好きです…軽い感じとかw)
もしもこうなってしまったらどうするか、どう選択するか、選択した先にあるもの…
アダムとイブが頭をよぎる。
でも普通に面白かったです。
宇宙版タイタニック
これぞ映画!
宇宙の孤独とラブストーリ
惑星移住のため120年の旅をする宇宙船で、ただ一人90年早く催眠から醒めたジムが孤独に耐えられず、好意を持った女性作家のオーロラを起こしてというストーリーです。設定はSFで、宇宙船の故障を修理するアクションシーンもありますが、宇宙での孤独とその中でのラブストーリです。船内でただ一人早く目が醒めたため目的地に着くことなく一人で死んでいくしかない孤独と、その境遇に耐えられずに起こしてしまった女性への愛しさと後ろめたさが切ないです。やや唐突ではありますが、二人が幸せであったと思わせるラストも良かったです。
2人が残したものが印象的だった
幸せな気持ちになるシーン
手に汗握るシーン
涙を流してしまうシーン
自分だったら、と考えさせてくれるシーン
とても見応えがある作品だった。
予告を観て
「1人予定より早く目を覚ましてしまい、その後の生涯を宇宙船で過ごさなければならない」
という設定にとても胸が締め付けられ、気になったため観ることにしました。
主人公がオーロラを起こすか起こさないかの葛藤シーンや、オーロラが自分が起きたのは事故ではないことを知った後の行動等にとてもリアリティを感じ、主役の2人の演技には最初から終わりまで引き込まれまくりでした。
そしてバーテンダーがいなかったら、と考えるとゾッとしますね。
また、宇宙船で過ごす2人の幸せなひと時はとても美しかったのですが、ふとたまに見せる虚しい表情にはどこか共感できる部分がありました。
最後に、冬眠から覚めたクルーが見た、2人が生きた証はとても素晴らしいものだったな、と思いました。
1つ、オーロラの最後の手紙?物語?の部分をもう少し長くしてみても良かったかなぁと思いました!
なかなか予想外な展開で。
これは男の恋愛映画
アールデコ調の船内のデザインは初期007シリーズのジョンバリーを。そしてコールドスリープ等々のガジェットやアイディアは昭和のSFの香りが感じられるし、そしてラストはあの『サイレント・ランニング』を思い起こさせる。
スターボウやローレンツ収縮の描写はないけども恒星間ラムジェットが登場したのも個人的にはワクワクする。
それだけでもう「ありがとうございます」な気分なのだが、それらを背景に展開するのはかつては結構あったはずなのに今や数が少なくなっている「男が観る恋愛映画」だ。
「恋愛映画は女が観るもの」と思い込んでいる人には「男だって恋愛映画は観るぞ」の気持ちでこの映画をおススメしたい。これはそうゆう映画だ。
後半は、しでかした事の穴埋めをするかのように展開するが、それは赦されるし、何よりも最後は「あの人」は幸せだったはずだと分かる。
ラストを見ればそう思うしかないではないか。
SFというよりラブストーリー
SF感があるようで実際は宇宙で孤独なラブストーリーというような感じでした。
ストーリーにツッコミどころがないわけではありませんが、まぁこれでもいいかなと思います。もしこれが中年カップルだったりしたならばかなり残念なんだろうと思います。この二人だからこそのありです。ジェニファー・ローレンスは常に綺麗で演技もとても良かったです。クリス・プラットも一人の時と二人のときの表情が大きく違っていて、とても印象的でした。
宇宙船のデザインや、宇宙船内部のデザインもとても綺麗でとてもいい感じの内装で良かったと思います。
自分がもしこんな立場ならと思わず考えさせられることも結構ありました。
ストーリーにはなにかが足りないような気がして、物足りなさを感じて、最後観終わってもなんだか釈然しないことが残りました。最後もう少しその後が観たかったような、もう少しなにか二人のあった印みたいなものがもう少し欲しかったです。
ロマンチック
5000人以上の乗員乗客を人工冬眠の状態で乗せ、120年間自動運転でHomestead IIというコロニーを目指す宇宙船Avalon号。
90年も早く先に一人目覚めたJim。エンタメや遊びは一時の気晴らしに過ぎず、孤独に陥り退廃していく姿は、人間一人では生きていけないんだなと思わせるものでした。
恐らく乗客の多くが全財産と人生の全てを賭けて、遥か彼方の惑星を目指しています。裏を返せば、地球の現状で満足出来なかった人々です。場所を変えたら、時代を変えたら、満足出来るのか?Auroraは最後に現状を受け入れる決断が出来たのでしょう。美人であるが故に、予定していた人生設計を奪われとんでもない災難だわ!と捉えるか、優しく勇敢なイケメンに選ばれて、不幸中の幸いだわ❤️と捉えるか(^^)。
映像がとても美しくてウットリしました。宇宙の広大な星空を眺めながらのディナー、宇宙遊泳のデート、超絶ロマンチックですよ!私も宇宙船で泳いでみたい!!
2人が今後50年生きたとして、少し早く目覚めるクルーが全員1日3食摂ると、乗客の一部は3食食べれない人が出てくるなぁ〜。そんなことはどうでもいいですね。
昭和のSF(何もかもつるつるだった頃)
期待してなかったけど
なんだかんだで考えさせられる
突っ込みどころもチラホラですが、なかなか面白かったです♪
宇宙船アヴァロンの外観・内観をはじめとするデザイン性の高さ、衣装のスタイリッシュさ、映像と音楽のマッチングなど、映画全体のイメージづけが素晴らしく、まずそれだけでも胸が高まります。
トーマス・ニューマンの劇伴は優雅で広大な宇宙の神秘性を表現するとともに、その巨大な空間の恐ろしさを含んで観客の不安感を煽る。それは目的の地へたどり着くことなく一生を終える二人の心をも表していると感じました。
その世界でジェニファー・ローレンス×クリス・プラットの共演が見れるわけで、多少おざなりな展開があったとしてもどーでも良くなりますゎ。
ストーリー展開も大まかに見れば決して悪くなく、登場人物の葛藤を目の当たりにし『もし自分だったら…』と考えさせられます。
これでジェニファー演じるオーロラの(特に後半の)心情の変化をもう少し伝わりやすく編集してくれていれば、もっと良かったのに。彼女がいい演技をしているだけにそこは残念。
とはいえ全体的にはとても楽しく、朝早く行った割には眠くなることもなく満足!
ちなみにあまり上映されてませんが吹替は、
ジェニファー・ローレンス(水樹奈々)
クリス・プラット(小松史法)
マイケル・シーン(村治学)
となっております。
ジェニファーの声が水樹さんで、アニメっぽくならないかな?と少し不安だったんですが、思った以上に実写にフィット!大人の魅力たっぷりに演じてくれてます。
そしてこちらも吹替声優がなかなか定まらないクリスにはトランスフォーマーのサムとかやっている小松さん。クリスの顔にしちゃ少し声が軽い気もしますが、彼の軽快な演技にはピッタリかも。
後半には“あの男”が出て来て“あの声”で喋ってくれます(笑)
ただ、吹替だとエンドロールでJUJUの曲が流れまして、、
曲自体はいい曲なんですけども、どうも映画の雰囲気と合わなくて…。特にこだわらなければ字幕で見て通常の曲で見終わった方が無難かも知れません。
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