「はじまりの驚き」パッセンジャー れいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
はじまりの驚き
ジェニファー・ローレンスが見たくて見た。
ジムが起きると、他の乗客が誰もいない。
はーー??故障!?90年かかる?!
絶望的な状況に一緒に擬似体験するような思いでくいついてみた。一人の孤独は恐ろしいなと感じた。
そもそも100年後までに寝ていられるなんてなぜそんな人生選択を。
最初はかなりくいついたが、オーロラを起こしたあとから、少し気持ちがしぼみ、いつばらすんだろう、はやく話さないとなという気持ちで見ていた。
ばれた後のオーロラがかなり予想できた反応でリアルでした。そうなるよね。何かばらして、ほっとした。当たり前の反応にもほっとした。
しかしもし自分でもそうするよ。
全員起こして、誰か助けてもらえないか考えるかもな。
まあ、選択肢のない恋愛映画だから、変な気分なんだが、いちおうのハッピーエンドで良かったかな。それでも20代後半から、生涯とじるまで二人で宇宙船で過ごしたのかと思うと、きついというか、想像を絶する。
人は限界値のような状況にたたされた時にどう気持ちを整理して受け入れて、自分の人生を生きるのか、そんなものを見た思いである。
宇宙船で幸せになれるなら、この地球で幸せになれないわけはない。
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