「話の起伏がなく退屈だった」マギー REXさんの映画レビュー(感想・評価)
話の起伏がなく退屈だった
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シュワちゃんがゾンビ映画、ってことで、すごく期待しちゃったわけですよ。
公開時から「泣けるゾンビ映画」「ソンビ化する娘を守るシュワちゃん」という煽りで、割とシリアスなイメージは持っていたのですが、まさかここまで何も起こらないとは。
私は勝手に、ゾンビウイルスに冒された娘を連れて抗体求めに奔走するシュワちゃんを想像したわけです。妻の制止も振り切り、娘を助手席に乗せ、まことしやかな噂だけを頼りにとりあえず走り出す。そりゃあ、途中たくさんのゾンビに襲われますよ。時にはその中にいた知人も殺します。どんどん凶暴化する娘を助手席に縛り付け、車の中も外もゾンビっていうピンチをどうにかくぐり抜け、ボロボロになりながら車を走らせるわけです。
なんだったら世界保健機構を敵に回してもいい、俺の娘だけは絶対助ける!
……とまあ、そういう映画を期待してたわけです。
アビゲイル・ブレスリンもシュワちゃんもいい演技してます。
感染者の視点と心の動きを丹念に描いた、珍しい映画だとは思います。
ただ、もう一捻り欲しかった~!
極限に苦しむけど最後まで人間性を保てる薬を渡されたシュワちゃんが、いちるの望みを抱いて娘に投与するのかと思ったらそれもなし。
マギーが人間性を辛うじて保っている状態で、父親にチュッってして終わり。
最後まで闘っていたのはマギーでした。
そりゃタイトルもマギーだけどね。
うーん残念。
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