「“薄皮一枚”の日々にしたって、終始胸焼け気分はさすがに…」マギー 平田 一さんの映画レビュー(感想・評価)
“薄皮一枚”の日々にしたって、終始胸焼け気分はさすがに…
アンドリュー・ドミニク×ブラピ(『ジェシー・ジェイムズの暗殺』『ジャッキー・コーガン』)だったら、品質保証だったろうな。所々でマリック似の映像美が映っていたし、ここまで退屈極まりないゾンビ映画にしなかったはず。それほどシュワの本作に、俺はがっくり来ちゃったね。むしろ早く終わってほしかった。耐えながら見るの辛かったし。
“(ザ・)ブラックリスト”に載るほどだから、脚本の魅力は伝わった。確かにほとんどを農家で進めるゾンビ映画はそんなにないし、人食いよりも心象面に重きを置くのも新鮮だった。でも演出あまりに感傷的だし、シュワも役にハマっているとは残念ながら思えない。
あまり語るのも面倒なほどだし、かいつまんで説明すると、
“シュワが演じる必要ナシ”
“ブレスリンは悪くない”
“マギーとトレントのキスと会話、本作最大のハイライト”
“あざといほどの「哀しい音楽」。一番胸焼け要因だった”
“新人監督に任せるよりも、長編実績ある人求む”
“二度も三度もまた見たいって、思いたくなる映画じゃない”
“要は完全失敗作”
こんなもんだね。以上!
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