「骨太のアクションとキアヌの意外性」ジョン・ウィック うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
骨太のアクションとキアヌの意外性
キアヌ・リーブスのスタイリッシュでスマートなキャラクターと、伝説の殺し屋という意外性のある役どころに惹かれて、映画館に足を運びました。
今回、IMAX2Dにて鑑賞。
その臨場感は鳥肌ものでした。
さて、肝心の内容ですが、好きな部類に入る映画なのですが、もう一味何かが足りないというのが正直な感想です。
それは、主人公のキャラクターの掘り下げにほかならず、タイトルバックで、いきなりボロボロに傷ついたジョン・ウィックが車から転げ落ち、ある程度の内容を想像できてしまう編集と、ジョンのバック・ボーンや強さの裏付けなどを説明のセリフで処理してしまっているストーリー展開の拙さです。
当初の想定通りに運んだ脚本に忠実に撮ったのならそれも致し方なしですが、尺の関係や、演出上の工夫でああなったのなら、少し残念ですね。
続編も進行しているようで、次はもっと主人公の過去のいきさつを詳しく語って欲しいものです。
2015.10.28
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