劇場公開日 2015年10月16日

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「ホテルの設定が斬新」ジョン・ウィック みっくさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ホテルの設定が斬新

2020年1月27日
Androidアプリから投稿

ストーリーはシンプル。
凄腕の元殺し屋が、復讐に立ち上がる、というだけ。

本作の魅力は3点あって、
1 派手でリアルなアクション
2 キアヌ
3 裏社会の設定

おそらく、1と2については、他の人が散々褒めてると思うので、3について。

私が本作が面白い、と思ったのは、裏社会&ホテルの設定。
この社会だけで通用する通貨(コイン)があって、
メンバーだけが利用できるホテルがある。
というか、ホテルが社会の中心みたいな感じなのかな。

丁寧な受付スタッフとか、
「ディナー」という隠語とか、
荒唐無稽ではあるんだけど、妙な説得力があって、それがいい味出してるな、と思う。

普通の映画だと、情報の入手とか、隠れ家の確保とか、死体の処理とか、ケガした時の病院とか、
に困っちゃうんだけど、本作は「ホテル」で済んでしまう。
言い換えると、そういう面倒は「ホテル」で済ませ、
空いた時間でアクションとか、キアヌの人物描写に充ててる、とも言える。
そういう意味で潔くて、清々しい作品となっている。

みっく