「よくも俺の犬を。」ジョン・ウィック ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
よくも俺の犬を。
日本ではまだ公開中だというのに、アチラではそろそろ続編の
撮影開始だという、キアヌ待望のアクション・シリーズがこれ。
今作ではあの「96時間」ぽい復讐劇がこれでもかと繰り広げられ、
マニアにはまぁ楽しいことこの上ないv映画撮影開始となると
いちいち身体を絞ってナイス・ヒーローになるキアヌなんだけど、
やはり若かりし頃の精悍さはない。でも見事復活!カッコいい。
そもそも何だ?この殺しの理由って。てっきり奥さんが殺されて
なのかと思ったら、奥さんは病死。…あれぇ?犬?それも奥さん
が彼に贈った形見の愛犬だったもんだからねぇ(さらに過ごした
のはたった数日間という)もうブチ切れてしまったワケ!伝説の
元凄腕殺し屋だったけど、たまたま彼の愛車と愛犬を見かけた
組織のボスのバカ息子(なんで揃いも揃ってこうバカなわけ?)が
襲いに行っちゃったもんだからもう止めようがない。せっかく、
愛妻のために足を洗ったのに、床下から武器を掘るわ!出すわ!
で、徹底的にアチラが壊滅するまで殺しまくるのがキアヌの掟。
エラく単純な設定に動機、組織の慌てぶり、死体掃除屋、ホテル
を利用した協定の数々、など、殺し屋稼業の必須アイテムから、
新しいガン・アクションとなるガン=フー技までスタイリッシュ
な映像美とテンポでどんどん魅せる問答無用の展開がポイント。
カタがついたかと思いきや、後半で冒頭の場面に繋げる〆技も
ぬかりなく決め、もうこれは劇画に近い。誰にも止められない^^;
(デフォーも良かった。皆がキアヌを覚醒させるため存在してる)