ブレイン・ゲームのレビュー・感想・評価
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まとまりがない
始まりはセブン並みのハードボイルド感があり映像も凝っていたものの編集が雑で何が映っているのかが分かりづらかった。ジェフリーの演技力でなんとかもっていたのに途中であっさりいなくなる。正直、アンソニーホプキンスの演技は寒くて顔の表情がほとんど変わらないから面白くない。車が横転しても普通の顔してたのにはちょっと笑ってしまった。終盤は突然コリンファレルが登場してSFさながらのかサイキック心理戦、と幼稚な展開になるがそれほど攻防する事もなく終わる。サプライズ的などんでん返しも無く強引なハッピーエンドでエンドロール。結局何が言いたかったのかよく分からない、脚本と演出不足の映画。
面白かった!
羊やセブンを超えるのは無理か…
【観やすいサイコスリラーに文学チックな見所も加わり】
・アンソニー・ホプキンスさん主演でコリン・ファレルさんも出演しているサイコスリラー映画。監督は、アフォンソ・ポヤルトさん。
・触った人の未来や過去が見えるアナリストであるアンソニー・ホプキンスさんがFBI捜査官に依頼されて連続殺人事件を追う、という物語概要。
・連続殺人犯が「なぜ殺すのか」という部分が観ている人を考えさせる要になってきます。犯人には、アンソニーさん以上の優れた能力があり、両者の駆け引きも見所。単純に両者の能力によるバトルが山場になってきますが、ラストで明かされる驚きの事実と、それと共にアンソニーさんのしぐさが観ている人の善悪という観念を一瞬ぐにゃっとしてくれます。それによって、観た後に「何が正しいんだろう」という考察をさせてくれるある種の文学チックな見所もありました。
・コロナで自粛時期に観れた映画としては満足した一作でした。ありがとうございました。
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#全体3 #物語4 #演出3 #演技4 #映像3 #音楽4
アレハンドロ・ゴンザレスならどう撮っただろう
好きなジャンル
期待しなきゃ面白い
死に設定と不鮮明な主題、ニコラス・ケイジのNEXTを思い出した
主人公は特殊能力者でない方がスリリングだったかも。
特殊能力を持ったプロファイラーが連続殺人事件に挑むが、相手も特殊能力を持っていることが分かり・・・という物語。
アンソニーホプキンスとコリンファレル共演のサイコサスペンス。
連続殺人、隠された理由、殺人者との対決、殺人者の意のままの結末。羊たちの沈黙とも、セブンとも言える内容でした。悪くはない内容だとは思いますが、個人的は厳しい評価です。
「特殊能力とサイコ殺人」という部分が上手く結び付かなかった、と言うのが最大の理由でしょうか。FBI側が特殊能力を持たないプロファイラー、と言う設定の方が、より緊迫感が増したように思えます。
主人公の特殊能力も、予知なのか読心術なのかサイコメトラーなのか、設定が今一微妙なのも腑に落ちませんでした。
最後に、やはりアンソニーホプキンスは、サイコ役の方が様になりますね。
安楽死といえばドクターキリコ。犯人が勝手に描く未来予想図はア・イ・シ・テ・ルの言葉の代わりじゃない!
元々は『セブン』(1995)の続編として考えられた企画。いやはや、アンソニー・ホプキンスが製作も務めるって段階で『羊たちの沈黙』のレクター博士にそりゃ似てくるでしょうよ。超能力者のみならず、医者でもあるってところで、白血病だったエマはどうだったんだろうな?とずっと疑問に思ってた。
コリン・ファレルも出演者としてクレジットされてるので、最初はFBIの捜査官なのか~、それにしては老けたな。と、ジェフリー・モーガンに似ているんじゃないかと感じてしまいました。実際に登場する後半では、かなり若作り。え、若すぎるやろ!などと、ちょっと落ちぶれた風のファレルを想像していただけにビックリ。そして、ホプキンスの相棒として活躍するアビー・コーニッシュも素敵でした。
時折挿入されるフラッシュバック映像がきれい過ぎる。と感じたのは前半部分。徐々に不明瞭でもやもやしてて、暗い映像ばっかりになったのも、最後の台詞にある「ずっと美しいものなんてない。いつかは老けていく」に被らせてたような気がします。十字架やらATTICUSという文字、そして螺旋階段の俯瞰図がとても印象的です。
安楽死にしても、患者が直接「殺してくれ」と頼むわけじゃなく、犯人が勝手に未来を予測してしまって、勝手に殺す。本人の意思とは無関係なんだけど、首の後ろにでかい釘を刺して即死させるところがニクイ演出。また、連続殺人を追う中で、全く無関係と思われる猟奇殺人事件も発生してしまうが、それも犯人の未来予想図に利用させて、手を下さずに新たな殺人を行うという超頭脳の持ち主だったとわかるのだ。この辺りは素晴らしい発想。
病気は末期がんやALSやHIV、そして精神疾患。ただ、やっぱり不治の病の患者には近親者の判断が必要だと思う。安楽死に関しても考えさせられるし、直後の未来を予知するスリリングな展開もなかなか良かった。犯人が言う「これに見覚えは?」のポーズは十字架を思わせるのだが、なんとなくマイケル・ジャクソンを思い出したことは秘密です・・・
同類の正体は最後に
これぞ究極の頭脳戦。能力者が下す決断に震える、至極のサスペンス!!
【賛否両論チェック】
賛:予知能力を持つ者同士の読み合いにハラハラさせられるのは勿論のこと、驚きの犯行動機やその是非、主人公の決断等、命の終え方について考えさせられる部分が多い。
否:謎解きの要素はあまりなし。かなりグロいシーンもあるので、苦手な人には向かないかも。終わり方も結構呆気なく、消化不良感が残る。
謎めいた猟奇殺人の捜査に協力する、予知能力を持つ主人公・ジョン。前半は、そんな彼が見たビジョンの断片がフラッシュバックされ、一体それがどんな意味を持っていくのか、観ていてハラハラさせられます。
そして中盤以降に明らかになっていく、同じ能力を持つ犯人の、驚がくの犯行動機。卓越した能力を持つ男・チャールズの、彼自身が持つ揺るがない信念には、果たして何が本当に正しい行いなのか、思わず考えさせられてしまうようです。
ただそれだけに、ラストは驚きこそありますが、やや呆気ない印象も受けてしまいます。何はともあれ、サスペンス好きにはオススメの作品といえそうです。
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