ブレイン・ゲームのレビュー・感想・評価
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(セブン+羊たちの沈黙+ネクスト)÷3=?!
驚くことが2点。オスカーを手にしナイトの爵位まで授かったホプキンスが、サイキック探偵風の主人公が難事件に挑むB級感漂う怪作/珍作を、製作総指揮を買って出てまで映画化したこと。コリン・ファレルが登場するのがえらく遅いこと。
当初「セブン」の続編として企画された脚本で、連続殺人犯が現場に残すメッセージや、犯人と捜査側の知的な駆け引きにその名残りが。さらにホプキンス主演になったことで、「羊たちの沈黙」のレクターとクラリスを思わせる知的なドクターと若い女性捜査官のコンビも再現。さらにP.K.ディック原作で予知能力者が事件解決に協力する「ネクスト」の要素も加わり、無理に詰め込み過ぎた感じも否めない。
安楽死の是非につながる重いテーマを扱うわりに、映像的なギミックも結構あったりして、ちぐはぐな印象も受けるが、けっして嫌いではない。大衆受けはしないだろうが、B級映画好きなら観て損はないはず。
超能力の範囲
超能力を持った経験がないので、
語りようもないのだが
ちゃんとルールを説明してくれないと
なんかいろいろ矛盾を感じちゃうんですよ。
クライマックスでは、犯人が「集中しろ!」って
しきりに言うので、集中すれば範囲(深度?精度?)が
上がりそうな感じなんだけど・・・なんかねぇ。
なんか見たことある映画を思わせるシーンが多かったり、
CGが無駄だったり、いまいち説得力に欠ける場面があったり、
なんやかや文句あっても一応最後まで楽しめました。
ただ、この邦題「ブレインゲーム」だけは納得がいかない。
この題を見ると、高度な頭脳バトルだと思うじゃない?
そうであるならば、上記の矛盾も文句も我慢して観られた。
だけど全然そういうテーマの作品じゃないじゃない?
映画に限らず、タイトルと内容が合ってない時点で
ツーランクぐらいダウンしちゃうよね。
というわけで、くだらないタイトルをつけた人の
策略にまんまとハマって見てしまいました。
まあ、わからんことはないけど、
無用に難しいとこもあり「そこまでは」というかんじではあった。
しかしだいぶ年配のホプキンスに(スタントマンを使えど)カークラッシュとか走らせてはよくないだろう、なんても思ったり(笑)
ホプキンス巡り
究極の愛の行為なんだろうか、それともどんなに苦しくとも最期の時は尊いものなんだろうか?過去のことも予知の内容もあえて曖昧にしておく感じが良かった。ホプキンスにはイタリア語やオペラがよく似合う。
退屈なホプキンス主演映画の中ではまずまずの出来
アンソニー・ホプキンスの主演する映画には、基本的にあまり食指が動かない。
というのも、さして魅力的でも、ずばぬけた演技力があるわけでもないアンソニーに引っ張られて、ろくでもない作品になるというケースに何度かぶつかっているからだ。
「白いカラス」しかり、「ザ・ライト~エクソシストの真実」しかり、「アトランティスのこころ」しかりである。ろくでもない、ではなく、退屈と言い直してもいいかもしれないが。
本作もその例に漏れず、ホプキンスの主演作で、あいかわらず退屈な老人役を退屈そうに演じている。予知能力をめぐるSF映画という設定は、何やら「アトランティスのこころ」を思い出すが、よりストレートな超能力競争になっている点がなかなかいい。
また、刑事役アビー・コーニッシュの切れ味ある演技も光っている。
ただ、相手の超能力者の動機に説得力がなく存在感が希薄なのと、超能力ルールが不明確なので、超能力競争で負け続けているホプキンスが最後に逆転する理由も不明なところが、なんとも中途半端ではある。
ホプキンス映画の中では、まずまずの暇つぶしになる作品、というところだろうか。
存在感溢れる俳優アンソニーホプキンス
アンソニーホプキンス扮する元医師の超能力者ジョンクランシーのところに連続殺人事件の捜査協力依頼があった。
アンソニーホプキンスは、若干不気味さが漂う存在感溢れる俳優だからホラー関係にはもってこいだな。見える者の苦しみが良く現れていたね。
愛とは
この作品を語る上で外せないフレーズ"究極の愛の行為は、この上なくつらい"。この言葉の意味を理解するのは簡単ではない。ジョンとチャールズ、同じ能力を持つもの同士わかりあえる部分も多々あるのだろう。しかしこの2人の明らかに違う点といえばこれから病を患い苦しむことが既に決まってしまっている人の意思を汲めるかどうかだと思う。苦しむ前に殺すのが愛なのか生きたいと望む気持ちを尊み死を待つのが愛なのか、本人の意思と関係なく命を絶たせてしまうチャールズの行為ははたして愛と言えるのだろうか。
話としては超能力者同士の先読み合戦の様な話でアンソニー・ホプキンス演じるジョン・クランシー博士が超能力を駆使しコリン・ファレル演じるもう1人の超能力者、連続殺人事件の容疑者チャールズをFBI捜査官のジョー、キャサリンと追うというシナリオ。序盤の方にジョンが超能力を使い見た未来の断片的な映像が話が進むにつれて現れ点と点が繋がるようで面白い。今までの超能力映画とは一線を画いた面白さがあるので是非おすすめしたい映画の1つ。これからこの映画を鑑賞するのであれば是非ラストシーンに注目して頂きたい。
時折見せる、ジョンの悲しげな笑顔。
安楽死の是非という答えの無い問いに、サスペンスと超能力を上手くプラス。アンソニー・ホプキンスの穏やかな演技で、変なB級のサイキックバトルにはならない。捜査、逮捕を目的の警察&医師 vs 殺人者。
要所要所でカットインする過去と未来。その断片的な映像を組み立てながら、推理と展開を予想するのが楽しい。
コリン・ファレルの登場はかなり遅いが、サイコパスに見せる演技はさすが。アンソニー・ホプキンスは相変わらず?に、感情と表情が表に出ない役柄だが、その理由も徐々にわかる展開も良い。
未来の読み合い、起承転結の配分、脚本次第ではかなりの作品になり得たかも。だが、ラストは全く予想していなかったので、単純に驚いてしまった分、評価。
原題『SOLACE』の意味は"慰め"。
何に対する言葉なのか、考えさせられる。
もっと早く観ればよかった(笑)
嫌いなメインキャストがいるわけでもないのに、最近まで観たことがありませんでした。 お気に入りの作品がまた増えました♪ 映画自体も好きなんですがほとんどはアビー・コーニッシュのおかげです(笑) アビー・コーニッシュとアンソニー・ホプキンスのコンビでシリーズ化してほしいなあ(^-^) 被害者の入浴シーンがありまして、素敵な裸でしたが、どうせならアビー・コーニッシュの入浴シーンの方が・・←バカ(笑)
超能力バトル
前情報無しで観賞。
騙し合い、腹の探り合い、相手の裏をかく等の謀略合戦を期待してたがまさかの超能力バトルですか。
自分の上位互換の能力者との対決。結局犯人の思うがままで終わるのがちょっと残念だったな。出来て不意打ちが精一杯ってのも悔しい。
ただ、犯人の殺害動機はかなり独善的だがちょっと考えさせられる。
苦しむ本人の了承を得てから殺す嘱託殺人とは全く違う一方的な慈悲殺人。犯人はただただ優しいだけなのかもな。救いの手段が殺害ってのは倫理的にアウトなんだけど、殺された人達が自分の未来を知った場合どんな選択をしてたのかな?とか考えてしまう。
『マジック』や『ハンニバル』等の代表作を見た後だとアンソニー・ホプキンスの演技がちょっと物足りなく感じるかも。ミステリアスで役にはまってて良かったけどね。
犯人現われるまでのほうが面白い笑
おおざっぱにはおもしろい。
映画作品という感じではなく、テレビシリーズみたいなおもしろさ。テーマよりキャラクターで進んでいく内容。霊視?あり前提のキャラクター設定というマンガでもありそうな感じ。
しかし、わりきった演出にしているので、観る方も迷うことがない。もう、それはアリの世界観なのね、ということでこっちも入るしかなくなるから。
安楽死というテーマもあるにはあるけど、ま、この娯楽作品のパーツとして扱われている程度でしょうね。単純に痛みからの解放で捉えているし、スピリチュアルな深みがある扱われ方ではない。
実は犯人現われるまでのほうが面白い笑コリンファレルが悪いわけではないと思うが。。
序盤からわくわくと引き込まれ超能力心理戦
序盤からわくわくと引き込まれ、謎解きが始まる伏線がプンプンと匂う(笑)
超能力持つ主人公が連続殺人事件の犯人にどんどん近づいていく。
「ブレイン・ゲーム」のタイトル通りの攻防戦を想像していましたが、後半から犯人像ではなく、犯人がいきなり現れ、話の展開が物足りない感じになりましたが、良かったです。
アンソニー・ホプキンスいいですね。
邪道なサスペンス
物語終盤での刑事と同じ超能力を秘めた犯人との対峙は、独特の雰囲気を醸し出しており、簡単には近寄れない。
ターミネーターを彷彿とさせる、常人離れした者同士の因縁の対決みたいで格好良かった。
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